薬剤師が給料(年収)アップするには?必要なスキルや転職先について

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あなたの給料はこうすればアップします

皆さん、こんにちは!薬剤師のポールです。

突然ですが、あなたは「転職したい!」と考えたことはありませんか?
転職したい理由には、「薬学に関する知識をもっと高めたい」という知識のステップアップを求めているケースや「もっと良い職場環境で働きたい」など、さまざまなケースがあると思います。

ですが、転職を考えている人の多くは、これらの理由のために転職をしようと思っているのではありません。

実は、転職をしたい理由として、「給料をアップさせたい!」という金銭的な理由が毎年上位にランクインしているんです!

参考:職種別の転職理由ランキング(メディカル系専門職)<2015年10月~2016年3月>

お金が必要な理由は、家族が増えたり、ローンを組んだりと、さまざまかと思いますが、多くの人が転職を給料アップのための手段と考えているんですね。

とはいえ、給料アップのための手段は転職以外にもあるはずです・・・!

ということで、今回はこの「給料」にフォーカスし、「どうすれば給料はアップするのか?」という点について詳しく解説していきます。

それでは、まいりましょう!

薬剤師の平均年収は533.7万円!

まずは薬剤師の平均年収を確認してみましょう!
もしかしたら、あなたの今の収入は、平均と比べてすでに高いのかもしれませんよ!


【薬剤師の平均年収】

  • 平均年収:533万6,700円
  • 平均月収:38万1,600円
  • 平均年間賞与額:75万7,500円

【参考】 厚生労働省平成27年賃金構造基本統計調査


年収アップ

薬剤師の平均年収は「533万6,700円」となりました。
社会人全体の平均年収は415万円(国税局 民間給与実態統計調査より)なので、やはり薬剤師は専門職ということもあり、他の社会人と比べて高いことになります。

ちなみに、薬剤師の平均年収は、医療系職種の中だと医師、歯科医師、獣医師に次いで第4位の高さです。
年収が高いイメージがある看護師(平均年収:478万3,100円)が第6位で、それよりも高いのは少し意外ですよね!

男女別の薬剤師の平均年収

さらに、薬剤師と一口にいっても、性別で平均年収が変わります。

これから求められる薬剤師

【男性薬剤師の平均年収】

  • 平均年収:587万4,200円
  • 平均月収:42万7,500円
  • 平均年間賞与額:74万4,200円

【女性薬剤師の平均年収】

  • 平均年収:502万3,600円
  • 平均月収:35万5,100円
  • 平均年間賞与額:76万2,400円

ご覧の通り、薬剤師の平均年収を性別で比較すると、男性の方が平均年収が高くなります。
というのも、女性の場合は結婚後に家庭を優先する人が多く、正社員からパートに転向する人も多いるため、男性の方が給料が高くなるんですね。

では、薬剤師の平均年収を確認したところで、次はお待ちかねの「給料アップ」する方法についてお教えします!

薬剤師が給料アップする2つの方法

あなたの給料をアップさせるには、以下の2つの方法があります。

  1. 今の職場でスキルアップして給料を上げてもらう
  2. 給料の高い「別の職場」に転職する
薬剤師が給料アップする2つの方法

では、それぞれ詳しく見ていきましょう!

【給料アップする方法】
1.「今の職場」でスキルアップして給料を上げてもらう

薬剤師が給料アップする1つ目の方法は、今の職場で給料を上げてもらうことです。

今現在、あなたは自分の給与の額に納得していないかもしれません。
ですが、今の職場にいたままでも、あなたの頑張り次第で給料をアップさせることは充分可能です!

当たり前のようですが、年収をアップさせるにはその職場で活躍できるスキルをもつことが大切です。
そして、そのスキルは勤続年数を長くすること出世することによって獲得できます。

勤続年数が長いと年収アップする

通常、勤続年数が長ければ、経験とともにスキルが高まっていきます。
そして、勤続年数が長ければその分昇給回数も多くなりますよね。

薬剤師の平均年収を年代別に分けてみると、以下になっており、当然年代が高いほど、平均年収は高くなっていきます。


【薬剤師の年代別平均年収】

  • 20代の平均年収:354万円
  • 30代の平均年収:514万円
  • 40代以上の平均年収:638万円

とくに、公立病院に勤めているような公務員タイプの薬剤師の場合、最初は民間企業の薬剤師より年収が低いかもしれません。
ですが、公務員の給与体系は年功序列制なので、勤続年数が長ければ長いほど給料がアップしていくことになります。

もちろん、「今すぐ給与をあげたい!」という期待には応えられない方法なのですが、通常は勤続年数が長くなれば給与はアップしていくものです。
まずは一度、自分の勤める職場の「昇給回数」や「昇給額」を確認してみると良いかもしれません。

出世すると年収アップする

次に、出世するという点についてです。

「薬剤部長」「薬局長」など、役職に就けば「管理職手当」などの手当がつきます。

また、役職に就けば基本給もアップしますので、手当と合わせて多くの収入を得ることができます。
こちらも、勤続年数同様「今すぐに給与アップ!」というものではないかもしれませんが、もしかすると丁度、役職のポストが空く可能性も考えられます。

自分の職場が今、そういった役職を必要としていないか、一度上司に聞いてみるのもいいかもしれませんね。

ただし、出世すると、給与とともに責任も増えるので、出世を嫌がる人も多いといいます。

同じ職場での出世や、勤続年数による昇給が期待できない・・・
ということであれば、“別の職場に転職する”という方法も視野にいれましょう!

【給料アップする方法】
2.給料の高い「別の職場」に転職する

別の職場に転職するといっても、全国には薬剤師が働ける職場が数多く存在しています。
しかし、その中でも、てっとり早く給料をアップできる可能性の高い職場があります。

それは、「ドラッグストア」や「地方の職場」です。

それぞれ、詳しく説明していきますね。

1.給料が高い「ドラッグストア」に転職する

実は、ドラッグストアというのは、薬剤師の転職先の中で最も給料が高い転職先なんです!

ドラッグストア

ドラッグストアと、調剤薬局、病院、製薬会社の平均年収を比較すると、以下のようになります。


【それぞれの平均年収】

  • ドラッグストア:519万円
  • 調剤薬局:487.4万円
  • 病院:458.1万円
  • 製薬会社:416.3万円

上記の通り、ドラッグストアが年収が一番高くなっています。

ただし、ドラッグストアは残業が多く拘束時間が長いところが多いのと、日用品や食品なども扱っているため、薬剤師としてのスキルアップが鈍化しやすいといわれています。

このあたりは、あなたの中で何が「優先順位が高いのか?」を明確にして判断することが必要となります。
時間やスキル向上の機会よりも「給与」の優先順位が高いのならば、ドラッグストアへの転職を候補にいれるのが良いでしょう。

2.地方の職場に転職する

もうひとつの、“てっとり早く給料がアップする職場”となるのが、「地方の職場」です。
というのも、地方では薬剤師が不足しているため、薬剤師の給料を高めに設定しています。

だから、地方の職場に転職することで、一気に給与をアップさせることが出来るんですね。
たとえば、ドラッグストアの平均年収を比較してみると、地方と都心では以下のような差があります。


【地方・都心のドラッグストアで働く薬剤師の平均年収比較】

  • 地方で勤める薬剤師の平均年収:523.58万円
  • 都心で勤める薬剤師の平均年収:519万円

しかも、地方は都心よりも物価が安いため、実質的な所得(自由に使えるお金)はさらに高く、生活がより豊かになりやすいといえます。

なので、てっとり早く給料を上げたいなら、“地方の職場に転職する”のも1つの手ですネ!

職場の規模別の給与ってどうなの?

ちなみに、薬剤師の給料は、それぞれの「職場の規模」によっても変わりますので確認してみましょう。
薬剤師の平均年収を規模別に分けると、以下のようになります。

薬剤師の給料は会社の規模によって変わる


【小規模の会社(10~99人)】

  • 平均月収:45万4,900円
  • 平均年間賞与額:64万7,200円

【中規模の会社(100~999人)】

  • 平均年収:502万4,600円
  • 平均月収:36万円
  • 平均年間賞与額:70万4,600円

【大規模の会社(1,000人以上)】

  • 平均年収:502万3,800円
  • 平均月収:34万3,900円
  • 平均年間賞与額:89万7,000円

上記を見て気付いたことはありませんか?
実はなんと、大規模の会社よりも小規模の会社の方が薬剤師の平均年収が高いんです!

というのも、小規模の会社は“少数精鋭”という考え方で、社員一人一人の力量を評価してくれ、高い給料を支払ってくれるところが多いからなんですね。
ただし、大規模な会社のように教育制度がきちんと整備されていることが少ないため、即戦力として活躍できない場合は、厳しい環境になるかもしれません。

その他、大規模な会社は福利厚生などもしっかりして休暇がとりやすかったりするので、「ドラッグストアへの転職」のところでもお伝えしましたが、「何が優先順位が高いのか?」を明確にした上で転職先を選びましょう。

自分の考えと合った「理念」の会社を選べば、給料が上がる!?

そして、転職先を選ぶ際にお伝えしたいことが、もし可能であれば職場を「理念で選ぶ」ということです!

ガッツポーズをする男性

たとえば、あなたが「地域で喜ばれるような働き方をしたい!」と思っているのであれば、「地域のかかりつけ薬局として地域を支えていきたい」という理念を掲げている企業を選ぶとよいでしょう。

というのも、自分の理念に合った会社で働くことで、あなたの働くモチベーションとてつもなく上がるからです。
それによって、あなたが仕事で成果を上げられるようになるだけではなく、一緒に働く周りのスタッフにもよい影響が伝わります。
そうなれば、あなたの職場での評価も高くなり、結果的に給料アップにもつながるでしょう。

たとえば、薬剤師の転職サイト「薬剤師求人プレミア」をみてみると、さまざまな企業の求人情報が集まっており、以下のような素敵な理念を掲げています。

「この会社で働きたい!」と思えるような「理念」を掲げている会社に転職すれば、あなたの仕事も評価されやすいため、最終的に給料アップにつながる転職になるでしょう。

では、続いては給料アップに役立つ“コミュニケーション能力”についてご紹介します!

今の職場でも別の職場に転職する際でも、どちらでも使えるスキルなので、ぜひ参考にしてくださいね。

【給料アップにつながるスキル】
コミュニケーション能力がある薬剤師は、給料がアップしやすい!

実は、薬剤師の仕事は人と人との対話で成り立つ「サービス業」ともいえるので、コミュニケーション能力が非常に重要だといわれています!

患者さんの体質や症状に親身に相談に乗り、薬に関する的確なアドバイスを行うためには、コミュニケーション能力が不可欠です。
「この薬剤師さん、話しやすいな」と思ってもらえるような薬剤師こそ、求められているんですね。

話しやすい薬剤師

また、コミュニケーション能力は、一緒に働く同僚との間でも必要になります!

たとえば、あなたは仕事のスピードが誰よりも早く、薬に関する知識も豊富だったとします。
しかし、他のスタッフとのコミュニケーションを苦手としており、ほとんど会話せずにひとりで黙々と働くようなスタッフだとしたらどうでしょう?

職場全体で見た場合、スタッフ間の連携に影響が出て、効率が悪くなったり、ミスが多くなったりするかもしれません。

多くの仕事は、一人だけで回っているわけではありません。
チームで仕事をすることで、仮に能力が低い人たちだったとしても、すごい仕事力を生んでいたりするものなんです。

スキルアップのために勉強している

なので、あなたのコミュニケーション能力を高めることは、職場全体・チーム全体の仕事の成果を高めることになります。

成果が高まればそれは当然、あなたの評価にもつながり、給料アップへとつながっていくでしょう。

薬剤師の将来性

最後に、薬剤師の将来性についてお話ししますね。

実は薬剤師の中には、「近ごろ薬剤師の数が増えているけど、薬剤師が増えすぎると薬剤師の供給過多になって、給与が下がるのでは・・・?」という職を失う不安をかかえている人もいます
というのも、厚生労働省の医師・歯科医師・薬剤師調査の概況を見ていただくと分かる通り、以下のように薬剤師の数は年々増加しているからなんです。


【薬剤師の総数】

  • 2004年:241,369人
  • 2006年:252,533人
  • 2008年:267,751人
  • 2010年:276,517人
  • 2012年:280,052人
  • 2014年:288,151人

2016年の薬剤師の総数データはまだ出ていませんが、2014年と比較するとさらに増えるのではないか、と予想されています。
しかも、薬剤師は国家資格がある職業なので、安定性を求める人たちから人気があります。

カウンター越しに患者の話を聞く女性薬剤師

ですが、今の日本は少子高齢化社会で、これからますます高齢者の数が増えていくと予想されています。
そのため、これから先、薬剤師の仕事をしていて職に困るということはあまり考えられないので、将来的にも安泰な職業だといえるでしょう。


いかがでしたか?

当サイト、薬剤師ネットでは、今後も多くの薬剤師さんの転職をサポートしてきた経験からわかる”赤裸々な薬剤師業界の転職事情”をシェアしていきたいと思っています。

すべての薬剤師さんが満足したお給料をもらえるよう、今回の記事があなたの転職活動にプラスになれば幸いです。

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