なぜ!?薬剤師の転職が急増している理由。 転職に隠された、薬剤師の本音を探る。

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空前の売り手市場と言われている、今の薬剤師業界。
急増している薬剤師の転職。
実際に現場で働いている薬剤師さんたちは、自分の仕事をどのように考え、そして何を求めているのでしょう?

ここにある一つの調査データがあります。
薬剤師専門の調査会社「ネグジット総研」が2010年に実施した「就労意識に関するアンケート調査」です。

転職にまつわる薬剤師さんの本音が読み取れる興味深い結果が出ていますので、一つづつご紹介していきましょう。

●調査データ出典元:株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ

薬剤師が「働く上で重視していること」 ベスト3

今の薬剤師は、仕事に何を求めて働いているのでしょうか?

下記の調査データを見てください。このデータは薬剤師が「働く上で重視していること」をまとめたものです。

このデータによると、ベスト3は「給与水準」「仕事内容」「通勤時間」。次点として、「休日」「労働時間」「人間関係」と続きます。

一般的に「給与」は、仕事内容や労働条件によって変わってきますが、「スキル」による査定も影響してきます。
それを踏まえると、「自分のスキルに合った額の給与が欲しい」と考える薬剤師さんが多いのかもしれませんね。みなさんは、いかがでしょうか?

働く上で重視していること

●調査データ出典元:株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ(有効回答数:1298件(複数回答可))


また、薬剤師BBS「仕事・職場の悩み」の投稿一覧では、以下のような悩みも投稿されています。
仕事内容に対する不安を感じている方は多いようです。

今の会社は2社目で(1県内で20店舗)勤めて6年半が経ちます。

入社当初は管理薬剤師として2年勤務しておりましたが、門前クリニックの処方箋減などの影響で面で受けれるような物件があり、そこへ移転することになったのですが、移転先で管理薬剤師にはなれず、他店へ左遷(ひどい言い方ですが・・・)されました。

その後系列内で異動を4度している状態です。

引用元URL:「今の会社は2社目で(1県内で20店舗)勤めて6年半が経ちます。」より。

こういった悩みを見ていると、職場によっては様々な「しがらみ」もあるようで、こういった悩みから脱却しようと転職を考えられる方も多いと思われます。

転職経験のある薬剤師さんは70%!
しかも3回以上転職された方が30%以上!

今回の調査では、実に、約7割の薬剤師さんが「転職経験がある」と答えています。
先程の「働く上で重視していること」とあわせて考えてみると、よりよい条件、働きがいを求めて、新しい環境に積極的にチャレンジする方が多いと言えます。
人により転職理由はさまざまですが、結婚、出産、引越しを機に、転職を考える女性薬剤師さんも多いことでしょう。

転職したことがありますか?

●調査データ出典元:株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ(有効回答数:170件)


続いて、転職回数はどうでしょうか?
こちらは驚くべき結果となりました。
約半数の方は「転職経験1~2回」ですが、一方で、3回以上転職経験のある方も、なんと全体の30%以上を占めています。

転職された経験のある方の転職回数

●調査データ出典元:株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ(有効回答数:123件)

転職のタイミングで最も多いのは、勤続「3年目」の転職!

では、転職のタイミングで一番多いのは「勤続何年目」なのでしょうか?

こちらも驚きの結果となりました。
平均勤続年数「3年目」で転職をされる方が最も多いようです。

その後、「10年目」「5年目」と続きますが、全体的にショートスパンで転職される方が多い印象を受けます。

自身の仕事に対する満足度を突き詰めていくために「転職」という選択肢を選ぶ、そういう方の数は確実に増えています。


平均勤続年数

●調査データ出典元:株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ(有効回答数:123件)


余談ですが、「3」という数字には特別な力があると言われています。
心理学の世界でも「3」という数字がフューチャーされることは多いですね。

私はこの結果を見て、ふと「3年目の浮気」という歌を思い出してしまいました。

【参考】3という数字は特別なのでしょうか。 | 心理学のQ&A【OKWave】
http://okwave.jp/qa/q6500061.html


今回の記事では、なぜ薬剤師の転職が急増しているのか?に焦点を当て、いまどきの転職事情を取り上げてみました。

次回は、さらに掘り下げて「職場に対する満足度調査」をピックアップしたいと思います。

「自己成長・キャリアアップにつながる職場」や、「経営者の考えに共感できる職場」、「仕事環境・設備が充実している職場」など、様々な職場がありますが、実際のところ、薬剤師は今の職場にどれだけ満足しているのか?を取り上げます。

データを分析することで見えてくる薬剤師業界の真実。

次回もポールが鋭くメスを入れてみたいと思います!


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