薬剤師を辞めたいと思う前に!薬剤師の仕事内容について再確認しよう!

はじめまして!
私は元薬剤師で、現在、薬剤師さん向けの人材紹介会社で働くキャリアアドバイザーの伊集院ナオコです。

このコラムをお読みの方には、今、働いてらっしゃる方が多いでしょう。

社会に出て働き始めると、誰もがいろいろな困難にぶち当たります。
そして、「この仕事、自分には向いてないかも・・・」と思うことがあるかもしれません。

でも、そんなときこそ、自分の仕事について客観的に見つめ直すことが大事です。
なぜなら、あなたが従事しているお仕事は、あなたが思っている以上に魅力的な仕事かもしれないからです。

たとえば、薬剤師でいえば、活躍するフィールドは調剤薬局以外にもたくさんあります。
製薬会社のMRやメーカーでの研究開発、意外なところでは刑事ドラマによく出てくる「科捜研(科学捜査研究所)」などもあるんですよ。

というわけで、今回は働くことに悩んでいる薬剤師さんへ向けたエピソードです。

薬剤師の仕事って、あなたが思っているよりも、ずっと魅力的なお仕事かもしれませんよ。

今回の登場人物

伊集院ナオコ(32)

伊集院ナオコ

元薬剤師だが、人材紹介ビジネスに興味をもち、キャリアアドバイザーとして起業。
「伊集院ナオコ転職相談所」というオフィスを立ち上げた。
業界の裏までを知り尽くしたその知見を駆使して、多くの薬剤師の転職を成功させている。

山本優太(26)

山本優太

「伊集院ナオコ薬剤師転職相談所」で働く新人キャリアアドバイザー。
薬剤師だったが、転職の相談をしたナオコの生き方に憧れ、衝動的に「伊集院ナオコ転職相談所」に転職してきた。

秋元亮(25)

秋元亮

今回の相談者。
優太の大学時代の後輩で、病院内薬局で薬剤師として働きはじめて半年が過ぎた。
理想と現実のギャップを感じていて、薬剤師を辞めて違う仕事をすべきかどうか悩んでいる。

相談所の中の風景

ああ、口の中でとろける、滑らかな食感・・・。
極上のミルクとバランスのとれた甘さが生み出す夢のハーモニー・・・。

・・・!?

牛乳プリン最高っ!!
疲れた身体に、ミルクの甘みがしみわたるわ・・・。

あー!!いいなー!!
僕にも牛乳プリンくださいよー

残念でしたっ!
これが最後の1個なの。

えーっ!?
この間通販で買った72個の牛乳プリン、もう全部食べちゃったんですか・・・!?

うふふ。
牛乳プリンは私の栄養だもの。

ナオコさんってほんと牛乳プリンが好きなんですね・・・。

あ、そういえば。
今日誰かがうちのオフィスに遊びに来るんじゃなかった?

あ、はい!
僕の後輩の薬剤師があと10分くらいでやってきます!
見た目がヌボ~っとしているヤツなんですが、なんか最近、薬剤師の仕事を続けるかどうかで悩んでるみたいで・・・。

そうなのね。
その後輩くん、今、薬剤師何年目なの?

あ、えと、今年卒業したばかりだから、まだ1年くらいなんですよ。

えっ?1年で辞めたいなんて言ってるの?
・・・その後輩くんのキャリアシート、まとめてある?

はい!まとめてあります!

今回の相談者

秋元亮

秋元亮

性別:男性
年齢:25歳
就業状況:病院内薬局に勤務している。

相談内容:
薬剤師になってから1年目。
毎日の仕事に変化がなく、薬剤師の仕事が地味な仕事に思えてきたため、やりがいを感じられないでいる。
そのため、自分は薬剤師を続けていくべきかどうか迷い始めた。

なるほど・・・。
秋元さんは、薬剤師を続けていくべきかどうか迷ってるのね。

そうなんですよ。
転職相談というより“悩み相談”って感じですいません・・・。

まあ、いいわ。
優太の後輩だもんね。

こいつ、まだ働きはじめて1年くらいなので、結論を出すのは早いと思うんですけどね・・・。
先日電話で話したら、とにかく一度会ってほしいって話だったんで、今日呼んだんです。
で、もしよかったら、ナオコさんにも一緒に相談に乗ってもらえないかな・・・と思いまして。
お忙しいところ、すいません・・・。

なるほどね。
・・・でも、私、彼の気持ち、ちょっとわかる気もするな。

えっ?

社会人になりたての頃って、仕事がつまらなく思わなかった?
学生の頃に抱いていた理想と、現実とのギャップを感じてしまうというか。

あ・・・確かにそんな気持ちを抱いたこともありましたね・・・。

まあ、どんな仕事も、駆け出しの頃は大変なものよ。
その駆け出しの期間をどういう気持ちで過ごすかが大切ね。

コンコンコン!

あ、秋元かな・・・!
はーい!

伊集院ナオコ転職相談所のとびら

あ、優太さん。
・・・今日はすみません、急にお願いしてしまって。

ああ、大丈夫だよ。
まあ、入れよ。

秋元さんね、こんにちは。

秋元、こちら僕の上司の伊集院ナオコさん。

!!!
ちょ、ちょっと、優太さん、こんなにキレイな方と一緒にお仕事してるんですか!?

ふっふっふ。

あら、口がお上手なのね。

あ、いや~。
あ、ぼ、僕、秋元っていいます!
優太さんの大学の後輩です!

はじめまして、伊集院ナオコです。
どうぞ、そちらの椅子におかけください。

いいなあ。優太さんいいなあ。
こんなにキレイな人と二人っきりで仕事してるのか。
いいなあ・・・。

こらっ!何ブツブツ言ってんだ!

す、すいません!!

相談所の中の風景

今日、ナオコさんにも一緒に話を聞いてもらおうと思ったのはな。
実は、ナオコさんも元薬剤師だからなんだ。

え、ナオコさんも元薬剤師なんですか!?

こらっ!お前、ナオコさんじゃなく「伊集院さん」だろ!

あ、す、すいません!
いつもの調子で・・・。

いつもの調子ってなんだよ、まったく・・・。

ふふふ、いいのよ。
私のことは「ナオコさん」って呼んでね。

わあっ!ありがとうございます!!

・・・ったく、調子いいんだから。


えっと、秋元は薬剤師を続けるべきか、迷っているってことだったよな?

・・・そうなんです。

そうか・・・。
まずは、なんでそう思うようになったか教えてくれる?

・・・はい。
優太さんもご存じの通り、僕は今、病院内の薬局に勤めています。
新卒で入社したので、そろそろ半年になるんですが、最近、薬剤師という仕事の“限界”が見えてきてしまって・・・

限界?

はい。
薬剤師の地位って他の医療従事者に比べて低いと感じることが増えてきたんです・・・。

・・・地位が低い?

・・・。

病院で働いていると、薬剤師だけじゃなく医師や看護師がいます。
薬剤師はどうしても、看護師や医師と比べると、患者さんとの距離が遠いんですよね・・・。
だから、病院内で薬剤師が意見を言うのはむずかしくて・・・。

・・・。

思っていたよりも残業が多いし、看護部のご機嫌とりは日常茶飯事だし、とにかく薬剤師への風当たりが強いんです。
僕はチーム医療がしたくて、病院薬剤師を選んだんです。
医療従事者同士がプロ意識を持ちながら連携して仕事ができると思ったのに、現実を知ってなんだかガッカリしてしまって・・・。

・・・。

で、でも、それってお前のところの病院だけかもしれないぜ?
あと、お前はまだ新人だしさあ・・・。

ぼ、僕は・・・!
もし、ほかの職業に変えられるなら、若いうちがいいのかなって思ってるんです!
優太さんみたいに!

お、おい・・・。
俺は薬剤師がイヤだったわけじゃないんだけどね・・・。

え、そうなんですか!?

そうだよ。
まぁ、俺の話は置いといて。

本気なのか?
薬剤師を辞めるっていうのは。

正直迷ってます。
大学でも薬学しか学んでいないし、自分に何ができるかもわからなくて、どうしたらいいのか・・・。

・・・秋元さん。

は、はい。

秋元さんは、薬剤師の仕事の“本当の面白さ”にまだ気付いていないかもしれないわ。

本当の面白さ・・・?

薬剤師には働くフィールドがたくさんあり、自分の思いや目的に合った場所を選べるということよ。

“自分の思いや目的に合った場所を選べる”・・・?

一度、薬剤師としての仕事を整理してみるわね。


たとえば、秋元さんが働いている「病院」は、基本的には患者さんの治療や診察を行う場所よね。
病院では、医薬品は医師や看護師の手から患者さんに渡ることが多いわ。

病院の全景

はい。
病院にもよるみたいですが、うちの病院は基本的に看護師が患者さんに薬を渡すことが多いです。

つまり、病院で働く薬剤師は、患者さんの一番身近な存在になることはどうしても難しいの。
なぜなら、病院薬剤師の役割は、その患者さんの治療に合わせて、医薬品が正しい使い方をされているかを確認することだから。
だから、病院薬剤師が患者さんとの距離を縮めたいと思っても、正直難しいと思うわ。
病院は大きなシステムの中で動いているから、医師も看護師も薬剤師も、与えられたフィールド外のことをしようとすると、システムがうまく動かなくなるの。

・・・!

だから、もし、患者さんとの距離が近くて、患者さんからの「ありがとう」の声を直接聞ける職場を選びたいのであれば、「調剤薬局」で働くことをオススメするわ。
調剤薬局は薬剤師と患者さんが直接会う場所だから。

それはそうですね・・・。

そうだ。
秋元さんは「ドラッグストア」で働く薬剤師には、どんなイメージを持っているかしら?

ドラッグストア

ドラッグストアですか?
雑務が多いイメージがあります。
医薬品以外の商品の販売をしたり、品出しをしたり・・・。

そうね。
でも、一般用医薬品(OTC薬)に詳しくなれるのは、ドラッグストアならではの経験よ。
世の中の流行なども知ることができるから、そういう方面に興味がある人にはうってつけよ。

なるほど・・・。
そういう見方もあるんですね。

そうよ。
どんな仕事も視点を変えるだけで、違った魅力が見えてくる。

・・・!
もしかしたら僕は、仕事のマイナス面ばかりを見てしまっているんでしょうか?

悩んでいるときは、誰でもそうなるわ。
そこでオススメしたいのが、自分の“物差し”をしっかりもっておくってこと。

物差し・・・!?

そう。
“自分が働く上で何を大事にしたいか”の優先順位をつくっておくこと。
優先順位があれば「今悩んでいることはたいしたことがない」って線引きができるようになるの。

優先順位で線引きをする・・・?

そう。
優先順位さえはっきりしていれば、もし、自分の職場が自分の大切にしたいことが叶う職場なら、ちょっと気になることがあってもスルーできるはず。
逆に、自分が大切にしたいことが何かわからない状態だと、ちょっとしたことが気になってしまうものなの。

なるほど・・・。
優先順位か・・・。
考えたことなかったな・・・。

ただ、優先順位をつけるということはカンタンじゃないわ。
優先順位をつけるためには、たくさんの経験や知見が必要になるの。
だって、人生経験も少ないのに優先順位なんてつけられないでしょ?
人はいろいろな経験を経て自分自身と向き合うことで、“自分が本当に大切にしたいもの”を見つけるものなのよ。

そうなんですね・・・。

あれ?
だとそうすると、僕はすぐには転職しないほうがいいってことですか?

まあ、そうともいえるわね。
自分が何を大切にしたいかがわからないまま、やみくもに転職したり、違う道を選ぶのは賢明ではないわ。
たとえば、今の職場で得られるメリットを自分から動いて得ようとしているのか?ということを自問自答してみるのはいいし、もし、薬剤師という職業を辞めたいのであれば、薬剤師の仕事の可能性をできるだけ知ってからでもいいんじゃない?

そうか・・・。
薬剤師の仕事といっても、自分はまだ病院内薬局しか経験してないから・・・。

そうね。
薬剤師の仕事は、調剤薬局や病院内薬局、ドラッグストアで勤める以外にもたくさんあるわよ。
たとえば、製薬会社の「MR」の仕事とか。

MR・・・。

製薬会社のMRは、各病院を回り、その病院の医師に自社の薬剤を使ってもらうよう働きかける仕事よ。
薬剤師の資格がなくてもできる仕事なんだけど、専門知識を持っている薬剤師は薬剤の説明が得意だから、歓迎されるの。

そうなんですね。

MRは営業要素がある仕事だから、給料と業績が連動することが多いわ。
だから、実力主義の環境で働きたい人や高収入を求める人に向いているの。

製薬会社のMR

・・・なるほど。
でも僕は、営業はちょっと向かないかもしれません。
髪を切れって言われちゃいそうだし・・・。

ふふふ。
秋元さんの優先順位の中には“髪型”が上位に位置しているってことかしら?

・・・あ、い、いえ・・・。
す、すいません・・・。

ふふふ。
いいのよ。
薬剤師の仕事は、さっき述べたもの以外にもたくさんあるわ。
たとえば、「製薬会社」「SMO(治験施設支援機関)」で働くことも面白いかもしれない。

SMO・・・!?

そう、SMO。
SMOとは、製薬会社が新薬を開発して販売するまでに行う「治験」と呼ばれる臨床試験の支援を行う機関のことよ。
現在、日本では一年の間に40~50種類の新薬が発売されているけれど、新薬の開発には約10年の開発期間と200~300億円もの費用がかかるの。
つまり、新薬開発には膨大な時間とコストがかけられている分、失敗は絶対に許されない。
だから、SMOのように新薬の安全性を審査する仕事はとても大切なの。

SMOに関しては僕も勉強不足でした・・・!
メ、メモをとらせてください!

じゃあ、せっかくなので、もう少し詳しく解説するわ。
製薬会社やSMOで働く場合の薬剤師の仕事を、新薬が開発される順序に沿って紹介していくわね。


1、新薬の開発(創薬)
名前の通り、製薬会社で新しい薬を開発する仕事よ。
新薬は、製薬会社の売り上げに大きく影響するので責任は重大。
高度な知識とスキルが求められるから、研究肌の薬剤師にとってやりがいがある仕事よ。
2、CRA(臨床開発モニター)
CRC(臨床開発モニター)はSMO(治験施設支援機関)に属する仕事よ。
「臨床開発モニター」という名前の通り、治験が適切に行われているかをモニタリングするの。
製薬会社から依頼を受け、治験の企画から運営まで、上流工程から下流まですべてに携われるのが特長よ。
治験を実施する医療機関や医師を調査したりもするのよ。
製薬会社とのやりとりが多いことから、スーツを着て仕事をすることも多く、ビジネス色が強めの仕事よ。
3、CRC(治験コーディネーター)
CRCもSMO(治験施設支援機関)に属する仕事よ。
治験を実施している医療機関のサポートが主な仕事内容。
たとえば、治験に参加してくださる患者様への説明の補助をしたり、各種医療機関との調整や、製薬会社への報告書の作成を手伝ったりするの。

へええ・・・!
製薬会社でも、いろいろな分野で薬剤師が活躍しているんですね。

CRAやCRCって、響きがカッコいいですね・・・!

(笑)

あ、あと、薬剤師の仕事といえば「DI業務」もありますよね!

あっ、優太も勉強してるじゃない。
そう、「DI業務」とは「Drug Infomation Services」のこと。
製薬会社や大きな病院にいる、最新の医薬品情報を知り尽くしたスペシャリスト部門のことよ。

あ、DI業務に従事している方、うちの病院にもいます!

おっ!そうなんだ!
DI業務の人って、まだ出会ったことがないなあ。

さっき話したように、医薬品の業界はどんどん新薬が出る業界よ。
新しい薬が増えるということは、逆に古くなって姿を消す薬もある。
そういった薬の情報を、臨床情報や副作用の情報をまとめて管理するのが、DI業務よ。

そういえば、うちのDIの薬剤師は頭が切れるって、ドクターにも頼りにされていたなあ。

そんなすごい人がいるのね。
今度会って話を聞いてみても面白いかもね。

そうですね!

薬剤師の仕事はまだまだあるわ。
「化粧品メーカー」「食品メーカー」の研究所での品質管理の仕事もあるしね。
それぞれのメーカーが開発している化粧品や食品などの安全性を研究したり、企画・開発に関わることもあるのよ。

その仕事はおもしろそうですね~!

そして最後に紹介したいのは「科学捜査研究所」での仕事。
略して「科捜研薬剤師」。

科捜研!?
あの、刑事ドラマでよく出てくる?

そう。
科捜研は、各都道府県の警察本部に籍がある研究機関なの。
科捜研の薬剤師は「法医学」と「科学」というふたつの分野で活躍しているわ。
たとえば、ドラマでよく見る“犯人の遺留品のDNA鑑定”をおこなうのは「法医学」のほう。
法医学の分野で活躍する薬剤師は、犯人が残した指紋や毛髪、体液などからDNA鑑定を行うの。

カッコイイですね!!

ふふふ。
ちなみに「科学」の分野の薬剤師は、犯罪者や被害者の血液中の薬物やアルコール、睡眠薬などの検出をおこなうのよ。

なんだか、ワクワクするお仕事ですね・・・!

科捜研の薬剤師の仕事は、“事件・事故の真相究明”。
世の中を大きく変えることになる仕事も多いわ。
だから、科捜研はとても人気があって、狭き門なのよ。

科捜研で活躍する薬剤師

こうやってあらためて聞いてみると、薬剤師の仕事って奥が深いんですね・・・。

そうよ。
薬剤師の仕事の魅力を再確認できた?

はい!

薬剤師っていい仕事だなあ。

・・・あ、そういえば、優太さんは、なんで薬剤師からキャリアアドバイザーに転職したんですか?

それはだなあ。
実は、ナオコさんと出会ったのがきっかけなんだ。

え!?

実はさ。
俺も半年前に薬剤師の仕事を辞めようかと悩んだことがあってさ。
そのときに、この伊集院ナオコ転職相談所を訪ねたんだよ。

話は半年前にさかのぼる。

・・・で、山本さんは転職をご希望と。

はい!
うちの薬局、人手が少なく、新卒の採用に力を入れ始めたんですが、新卒を育てる環境が整ってなくて・・・。
それで先日、薬剤師2年目の僕なんかが新卒の教育係に任命されてしまって・・・。
僕はまだまだ半人前なのに、新卒に何を教育していいのか・・・。

・・・。

そもそも、今の薬局には僕に何かを教えてくれる人はいないんです・・・!
だから、このままだと自分の成長が止まってしまうんじゃないかって心配で・・・。
僕は先輩が多い職場に行きたいんです。

・・・山本さん。
それは、逃げですね。

転職相談をする優太

ええっ!?

ストレートな言い方ですみません。
山本さんが成長したいのであれば、“何を自分の成長と捉えるか”だと思います。

“何を自分の成長と捉えるか”・・・。

新卒を教えることから得られるものは大きいですよ。
なぜなら、その新卒をどれくらい成長させられたかが、ご自身の成長の物差しになるからです。
新卒の育成にあえてチャレンジすることで、山本さん自身の成長を測ってもいいんじゃないですか?

新卒の成長を、自分の成長の物差しにする・・・。

そうです。
他人の姿を見ることによって、自分の成長を確認できるんです。

(なるほど・・・そんな見方があったんだ・・・!)

・・・。

・・・?

あ、あの・・・!

・・・僕、決めました!

決めたって何をですか?

僕をここで働かせてください!

えええっ!?

再び、現在。

あのときのナオコさんの驚いた顔、面白かったなあ!

そりゃ、ビックリするわよ。
私の会社へ転職したいなんて言いだすんだから・・・。
それも、立ち上げたばかりの零細企業にね・・・。

“他人の姿を見ることによって、自分の成長を確認できる”という言葉を聞いたとき、「そうか!キャリアアドバイザーの仕事をすれば、いろいろな人の成長を見られる!」とピンときたんです!
そして、その言葉をビシっと言ってくださったナオコさんを見て、「かっこいいなあ、この人の下で働きたいなあ」って思って。

こらこら、おだてても何も出ないわよ。

へへへ。

・・・優太さんって思い切りがいいんですね・・・。

まあ、ぶっちゃけ、俺の場合、薬剤師という仕事に関して今みたいに詳しくなかったということもあるんだけど・・・。
もし、あのとき、今日のナオコさんのように、薬剤師の仕事のおもしろさを教えてもらったとしたら、あのまま薬剤師の道を選んでいたかもしれないな。
でも、今の仕事には満足してるぜ。

そうね。
優太は勢いで転職を決めちゃった系だけど、さっきも言ったとおり、自分の進むべき道は時間をかけて吟味するほうがいいわよ。
転職はそれからでも遅くないから。

・・・分かりました!

・・・さてと、すっかり夜も遅くなったわね。
今日はちょっと飲みたい気分かも!

あ!久々の飲みですね~!
ぜひ行きたいです!

あっ!いいな~!!
僕、ナオコさんと美味しいお酒が飲みたいです!

ちょっ、お前、ナオコさんにちょっかい出すんじゃねーぞ!

へへへ~。

じゃあ、今から行きましょうか!

はい!

(薬剤師か・・・。
まだまだ奥が深そうな仕事だな。
もうちょっとがんばってみるか)

飲み屋

伊集院ナオコ転職相談所。
そこは転職に迷えし薬剤師の駆け込み寺。
今回取り上げた転職のノウハウは以下のふたつにゃ!

  1. “自分が働く上で何を大事にしたいか”の優先順位をつくろう!
  2. 薬剤師が活躍できるフィールドは多く、それぞれに求められる人材が違う!

次回予告

「正社員からパートへの転職?」

伊集院ナオコのかつての同僚だった女性から連絡が入った。
正社員の薬剤師としてバリバリ働いてきた彼女は、パートへの転職を考えているという。
彼女がパートへの転職を決意した理由は驚くべきものだった・・・!

次回、伊集院ナオコの転職相談所、「人生における優先順位」。

転職の女神は、あなたにそっと微笑む。

※本コンテンツはフィクションであり、実在の人物・団体との関係はございません。
※本ノベル内で取り上げているノウハウに関しましては、実際のキャリアアドバイザーからのヒアリング及び、様々な文献を参考にして構成させていただいております。


伊集院ナオコのぶっちゃけ話

・・・ところで、ナオコさん。
うちの転職相談所に来る人たちって、みんないろいろな求人サイトに登録しているんですが、結局、ナオコさんがオススメする求人サイトってどこなんですか?

う~ん、そうね・・・。
ぶっちゃけていうと、以下の2つの法則に該当する求人情報サイトかしら。


  1. 求人データベースを豊富にもつ“大手”が運営している
  2. 登録後、機械的に求人情報を提供するのではなく、転職アドバイザーが各自の裁量で、その求職者に合った求人をしっかり調べてくれる

なるほど・・・!

あ、この2つの法則って、ナオコさんが僕に教えてくれた法則ですよね?
今なら、ナオコさんがこの法則を大切にしていた理由がすごく分かります!

ふふふ、ありがとう。

・・・でも、優太も知っている通り、この2つの法則を知らずに、適当に求人サイトを選んでしまっている人はすごく多いの。
たとえば「広告をたくさん見かけるから選んだ」とか「検索順位が高いから選んだ」、とか・・・。

だって・・・、普通はたくさん露出している求人サイトを選びますよ。
さっきの2つの法則が大事だなんてこと、普通の薬剤師さんは気付かないです。

転職活動の期間中は何かと忙しいし・・・。

そうね・・・。
そこが転職業界の“闇”でもあるのよ。

でも、その“闇”から抜け出せることができるかどうかは、自分自身。
自分の人生だから、しっかり情報収集して、“何が正しいのか?”を判断しないとね。

やみくもに求人サイトに登録するのではなく、自分の個人情報を大切にして行動しなくちゃ。

なるほど・・・。

ということを踏まえると、私が言うのもなんだけど、私が今お手伝いしている「薬剤師求人プレミア」というサイトはオススメよ。
上記の2つの法則をクリアしてるから。

リクナビ薬剤師と提携しているだけあって、求人データベースの情報量がすごいですし、サイトには転職体験談もたくさん載っているので、自分と境遇の合った人を見つけやすくて、安心できますね。

そうよ。
そして、極めつけは転職アドバイザーのレベルね。
転職アドバイザーの憧れでもあるリクルートのすご腕のアドバイザーが、時間をかけて転職をサポートしてくれるので、とても安心よ。

もしかして、そのアドバイザーの中には、ナオコさんが尊敬するあの人もいるんですよね・・・?

ふふふ、そうよ。
詳しくは、今後話すわね。

薬剤師求人プレミア 伊集院ナオコが語る2つの法則をクリアした求人サイト

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Written by ソノン池田/illustrated by シルクハット上野