薬剤師が地方公務員や国家公務員として活躍中!公務員薬剤師の仕事内容や給料、試験について

こんにちは!
元薬剤師のキャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

薬剤師のあなたは「公務員薬剤師」に興味がありますか?

公務員薬剤師とは、その名の通り、公務員として働く薬剤師のこと。
国の中央省庁や地方自治体などの公的機関・病院が勤務先です。
公務員薬剤師は薬学の知識や経験を活かして、医薬品に関わる制度を整備するなど、スケールが大きな仕事ができる可能性があります!

そんな公務員薬剤師のメリットは、以下3つです。


  1. 毎年昇給・ボーナスがある
  2. 各種手当や退職金が充実している
  3. 休暇を取得しやすい

公務員薬剤師メリット

公務員薬剤師の魅力はズバリ、待遇のよさと安定!なんです。

ただ、公務員薬剤師になるには基本的に公務員試験に合格する必要があり、全国転勤の可能性があるなどのデメリットもあります。
また、公務員薬剤師の勤務先は多岐にわたっているので、どんな仕事があるのか意外と知られていません。

そのため、公務員薬剤師に興味のある人は、仕事内容やメリット・デメリットを知っておいたほうがいいでしょう。

そこで今回は、公務員薬剤師の仕事内容や給料、公務員薬剤師になる方法について解説します!

それでは、まいりますっ!

公務員薬剤師は、国家公務員か地方公務員のどちらか

公務員薬剤師として働くためには、基本的に公務員採用試験に合格する必要があります。
その試験合格後に採用が決まると、公務員薬剤師になることができるんです。
(試験の内容については、のちほど説明しますね)

試験勉強

薬剤師公務員は、以下ふたつに分類されます。


  • 国家公務員
  • 地方公務員

国家公務員と地方公務員の違いは、仕事内容や給与体系です。
また、国家公務員の場合は全国転勤の可能性があります。

まずは、国家公務員として働く薬剤師の仕事内容や給料について説明します。

国家公務員薬剤師の職場と仕事内容

国家公務員は、厚生労働省などの中央省庁や専門機関が職場となります。
国家公務員として働いている薬剤師は、以下3つのいずれかに当てはまるんです。


  1. 国家公務員総合職
  2. 食品衛生監視員
  3. 麻薬取締官

それぞれの仕事内容を説明しますね。

【国家公務員薬剤師の仕事内容】
1.国家公務員総合職

中央省庁で働く薬剤師は、「国家公務員総合職」といわれます。
中央省庁のうち、厚生労働省は医薬品にかかわる制度の整備など、薬事行政を行っているため、薬剤師の活躍の場が多いんです。
厚生労働省の以下のような部署が、薬剤師の職場となります。


●厚生労働省の医政局
医薬品や医療機器を適切な価格で流通させるために、保健局との調整業務を行います。
●厚生労働省の保険局
医療保険制度の企画や立案を担当。
診療報酬や調剤報酬、薬価の算定方法などの見直しや改定などを行います。
●厚生労働省の医薬・生活衛生局
医薬品、食品、麻薬などにかかわる以下の業務を行います。
・医薬品の承認・審査、新薬の開発促進、副作用対策や安全対策措置、情報提供
・血液製剤の安全対策と安定供給のための制度構築や情報提供
・食品や添加物などの規格や基準の策定
・麻薬対策の指導や取締における基準作成、など

薬学の知識や業務経験を活かして、上記のような薬事行政に携わることが、厚生労働省で働く薬剤師の特徴です。

国家公務員薬剤師

また、厚生労働省以外では、以下のような各省庁で薬剤師が活躍しています!


●農林水産省
食品に含まれる有害化学物質の調査、情報公開などを担当。
有害物質がもたらす悪影響を取り除くための技術開発や、食品事業者および農家向けガイドラインの作成なども行います。
●特許庁
薬剤に関する特許出願の審査や、特許制度の企画運営にかかわる業務を担当します。
●環境省
公害や気候変動など、自然環境にかかわる業務を担当。
規制値や技術の検討を行い、環境問題対策の企画・実施を推進します。
●防衛省
防衛省が運営する自衛隊病院で、調剤業務や医薬品の管理、調達業務を行います。

このように、さまざまな省庁で薬剤師が活躍しているんです。

【国家公務員薬剤師の仕事内容】
2.食品衛生監視員

食品衛生監視員

空港や港の検疫所で働く国家公務員薬剤師は、「食品衛生監視員」と呼ばれています。
食品衛生監視員は、海外から持ち込まれる輸入食品や、国内に存在しない感染症などの病原体の侵入を監視し、人々の健康を守っているんです。

食品衛生監視員の所属は厚生労働本省ですが、業務内容によって本省や地方厚生局、もしくは全国の検疫所に勤務します。
担当業務によって配属先が違い、以下いずれかの業務を担当するんです。


●輸入食品監視業務
輸入食品監視業務は、輸入食品の届出内容を審査し、日本の食品衛生法に適合しているかを監視する仕事です。
全国に32ヶ所ある輸入食品届出窓口に勤務します。
●検疫衛生業務
検疫衛生業務は、海外から感染症が進入するのを防ぐために、船や航空機とその乗客、乗員に対して検疫を行う仕事です。
全国にある27の検疫所、83の出張所のいずれかに勤務します。
●検査業務
検査業務は、寄生虫などを検査する「微生物検査」と、添加物や残留農薬などを検査する「理化学検査」などを実施。
輸入食品・検疫検査センターと検疫所のいずれかに勤務します。

このように、食品衛生監視員は輸入食品を監視する仕事をしているんですね。

【国家公務員薬剤師の仕事内容】
3.麻薬取締官

「麻薬取締官」とは、違法な薬物の流通や犯罪を取り締まる厚生労働省の職員です。
麻薬取締官は「特別司法警察員」として、警察官とおなじ権限をもつことが法律で認められています。

麻薬取締官

麻薬取締官の仕事内容は、以下の3つです。


●違法薬物の捜査
大麻や覚せい剤などの違法薬物の取締まり、薬物が関係する犯罪の捜査を担当。
また、密輸される薬物の捜査や押収、検挙につながる情報の収集・分析なども行います。
●医療麻薬の監督と指導
医療目的で使われる麻薬が正しいルートで流通し、使用されているかを監視します。
具体的には、病院や製薬会社などの関連施設への立ち入り検査の実施や、不正使用防止のための指導を実施するんです。
●相談業務・啓発活動
民間企業や自治体と協力して、薬物の乱用を防ぐためのPR活動に参加。
薬物使用者本人や家族・知人からの相談業務も担当します。

このように、麻薬取締官は違法な薬物が広まらないように、日々活動しているんですね。

ここまで国家公務員薬剤師として働く職場や仕事内容を説明しました。
国家公務員薬剤師は国の政策や食品の安全などにかかわる仕事を通じて、国民の健康を守るための役割を担っているんですね。

では次に、気になる“国家公務員薬剤師の給料”についてお話しします。

国家公務員薬剤師の新卒初年度年収の目安は、400万円

国家公務員薬剤師の給料は「役職(職務の級)」「号俸(職務経験年数など)」で決定します。
ちなみに、国家公務員の給料は、俸給表を確認すればわかるんです。

たとえば、新卒の国家公務員薬剤師(麻薬取締官を除く)は、「医療職(二)」の2級15号俸にあたり、給料は以下の通りです。


  • 6年制大学卒業者・・・月給216,100円
  • 4年制大学卒業者・・・月給191,700円

諸手当が37,000円(住居手当27,000円+扶養手当9,000円)、ボーナスが4.3ヶ月と仮定すると、新卒初年度の年収はおよそ400万円となります。
(4.3ヶ月は、国家公務員の諸手当の概要を参考にしました)

国家公務員薬剤師の年収

また、国家公務員でも麻薬取締官の新卒は「行政職」の1級25号俸にあたり、4年制大学卒業者の場合は月給178,200円です。
諸手当が37,000円(住居手当27,000円+扶養手当9,000円)、ボーナスが4.3ヶ月と仮定すると、麻薬取締官の新卒初年度の年収はおよそ330万円となります。


国家公務員の給料について、おわかりいただけたでしょうか。

一方、公務員ではない薬剤師の場合、勤務先や勤務地によって初任給にはバラつきがあります。
そのため、国家公務員の給料よりも初任給が高い場合もあるでしょう。

ただ、公務員は毎年昇給がありますので、年齢を重ねていくと国家公務員のほうが高年収になる可能性が高いです。

さて、国家公務員薬剤師になるためには、基本的に国家公務員採用試験に合格する必要があるとお伝えしました。
ここからは、国家公務員の試験内容を説明しますね。

薬剤師が国家公務員になる方法

試験

国家公務員採用試験の内容や受験に関する条件は、以下の通りです。
(麻薬取締官を除きます)


●試験内容
国家公務員採用試験は、基礎能力試験・専門試験からなる筆記試験と面接です。
採用試験に合格すると国家公務員の候補者となり、その後の官庁ごとの面接に合格すれば採用が決定します。
●年齢制限
「新卒・既卒者採用試験」は、就職する時点で30歳までの方が対象となります。
ただし、職務経験者を対象に行う「経験者採用試験」では、年齢の上限に関する表記がないケースや、逆に下限年齢が設けられている場合もあるんです。
●時期
  • 申し込み:3月~4月
  • 第1次試験日:4月~5月
  • 第2次試験日:5月~6月

試験日程は、毎年2月に発表される国家公務員採用試験の施行計画で確認できます。
平成29年度版は、以下ページで確認できますのでチェックしてくださいね。

●試験対策
過去問題を参考に勉強したり、国家公務員試験の対策コースがある予備校に通ったりするなどの対策が必要です。

このように、国家公務員採用試験は受験資格に年齢制限があり、試験日程が毎年変わるので、受験前に必ず確認するようにしてくださいね。

また、薬剤師が麻薬取締官になるためには、国家公務員試験を受ける必要がありません。
薬剤師国家資格の所有者や合格見込みの人は、以下の「業務説明会」に参加し、麻薬取締部での面接試験に合格すれば、麻薬取締官になることができるんです。


●業務説明会
  • 申し込み:業務説明会開催日の前日まで
  • 業務説明会:7月~8月
  • 採用面接:8月

(参考:麻薬取締官の採用について

業務説明会は、各地域の厚生局麻薬取締役部支所で行われます。
支所ごとに日程が異なるので、事前に確認しましょう。

ちなみに、薬剤師資格がなくても麻薬取締官になることができます。
薬剤師資格がない人は、国家公務員採用一般職試験の「行政」もしくは「電気・電子・情報」第1次試験に合格した後、業務説明会と面接を受けるという流れになるんです。

ここまで、国家公務員薬剤師について説明してきました。
次に、地方公務員薬剤師の仕事内容や給料について解説していきます。

地方公務員薬剤師の職場と仕事内容

地方公務員薬剤師のおもな職場は、以下の通りです。


  1. 都道府県庁
  2. 保健所
  3. 地方衛生研究所
  4. 県立・市立病院

それぞれの職場と仕事内容をくわしく説明していきますね。

【地方公務員薬剤師の職場と仕事内容】
1.都道府県庁

都道府県庁

都道府県庁に勤務する公務員薬剤師は、医療や環境衛生に関わる部門に所属し、以下の業務を行います。


  • 医薬品メーカーの製造所への立入調査、製造認可、検査
  • 健康増進や衛生管理など県や自治体が実施する医事衛生業務の企画
  • 国との連絡調整、予算確保
  • 条例の制定など

このように、国や民間と連携を取りながら仕事を進めていきます。

【地方公務員薬剤師の職場と仕事内容】
2.保健所

保健所の薬剤師

保健所は都道府県のほか、指定都市などで定められた市に設置されており、全国481ヶ所にあります。(※平成29年時点)
(参考:全国保険所長会 保健所数の推移

保健所で働く薬剤師は、以下いずれかの業務を担当するんです。


●薬事衛生
薬局などで販売される薬の品質・安全性の監視、販売方法や広告内容の指導を担当。
薬物乱用を防止するための啓発活動なども実施します。
●環境衛生
大勢の人が利用する施設や美容院・公衆浴場などの施設に対して、衛生管理が適正に行われているかの監視や指導を担当。
大気汚染や公害、廃棄物処理といった地域環境の監視や施設を運営する企業への指導なども行います。
●食品衛生
飲食店や給食施設の認可や立ち入り調査、食中毒防止のための指導を実施します。
●動物衛生
動物を取り扱うペットショップなどの衛生監視や、住民に対する飼育指導、啓発活動などを行います。

このように、地域住民の身近なの相談窓口として働いているんです。

【地方公務員薬剤師の職場と仕事内容】
3.地方衛生研究所

地方衛生研究所

「地方衛生研究所」は、保健対策の推進や公衆衛生の向上を目的に設置された公的な研究機関です。
全国に82の拠点があり、公衆衛生に関する情報の収集や提供を行っています。

地方衛生研究所で働く薬剤師の仕事は、以下のとおりです。


  • 食品メーカーや卸売市場など、食品製造や流通現場の衛生管理状態の監視、検査
  • 法律で規制されている化学物(放射性物質、食品添加物、残留農薬など)の分析
  • 食中毒、感染症の原因調査と分析および予防対策の実施など

このように、検査や調査をする機会が多いことが特徴です。

【地方公務員薬剤師の職場と仕事内容】
4.県立・市立病院

病院薬剤師

各都道府県や自治体が運営する県立・市立病院などの病院も、公務員薬剤師の職場です。
公立の病院に勤務する薬剤師のおもな業務は、以下のように民間の病院に勤める薬剤師と同じなんです。


  • 調剤業務
  • 注射調剤業務、注射薬混合調製業務
  • 医薬品情報業務など

ほかの公務員薬剤師の仕事と違い、調剤業務に関わることが特徴です。
病院で働く薬剤師の仕事内容をくわしく知りたい人は、以下ページでくわしく説明していますので確認してくださいね。

ここまで地方公務員として働く薬剤師について説明してきました。
次に、気になる“地方公務員の給料”についてお話しします。

地方公務員薬剤師の初年度年収の目安は、およそ380万円

地方公務員薬剤師の給料は各自治体の規定によって違い、各都道府県や市町村ごとの「給料表」で確認することができます。
たとえば、大阪府の場合は以下の通りです。


  • 6年制大学卒業者・・・月給212,300円
  • 4年制大学卒業者・・・月給193,000円

(参考:職員の給料に関する規則|大阪府

諸手当を33,500円(住居手当27,000円+扶養手当6,500円)、ボーナスが4.3ヶ月と仮定すると、6年制大学を卒業した地方公務員薬剤師の初年度の年収は、およそ386万円となります。
給与規則は自治体ごとに規定がありますので、採用試験を受ける前に給与例を確認しておくようにしてくださいね。

初任給をみると、民間より少なく感じるかもしれませんが、公務員薬剤師は毎年昇給があるので基本給がアップし、ボーナスや退職金も支払われます。
つまり、生涯年収では民間よりも多くなる可能性が高いんです。

そんな地方公務員薬剤師になるには、地方公務員試験に合格する必要があります。

地方公務員薬剤師になる方法

地方公務員試験は自治体によって試験内容や受験資格が違います。
ここでは、一例を紹介しますね。


●試験内容
地方公務員の採用試験では、筆記試験と面接が実施されます。
自治体によって論文やグループワークなど独自の試験を設けている場合もあるため、受験する自治体の試験内容を事前に確認しておきましょう。
●年齢制限
年齢制限は自治体によって異なりますが、新卒・既卒者はおおむね30歳が上限の目安です。
経験者採用試験では高めの年齢が設定されていることがあり、埼玉県の平成29年度の経験者採用は59歳までが対象となっています。
(参考:埼玉県職員採用選考(病院薬剤師)
●時期
  • 申し込み:5月~6月
  • 第1次試験日:6月
  • 第2次試験日:8月

(参考:大阪府職員採用選考案内
自治体によって採用試験の時期が異なりますので、必ず受験する自治体の試験日程を確認するようにしてくださいね。

●試験対策
受験する試験の過去問題集を活用して勉強する方法や、予備校などの受験対策コースを受講する方法があります。

上記のような採用情報は、各地方自治体のホームページで公開されています。
変更がある場合などはホームページで告知されるため、最新情報を確認するようにしましょう。

ここまで、国家公務員と地方公務員の場合に分けて、仕事内容や採用試験の説明をしてきました。
では、公務員薬剤師として働くと、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

薬剤師が公務員として働くメリットは、毎年の昇給や充実した手当

冒頭でお話しした通り、公務員薬剤師のメリットは以下3つです。


  1. 毎年昇給・ボーナスがある
  2. 手当や退職金が充実している
  3. 休暇を取得しやすい

【公務員薬剤師になるメリット】
1.毎年昇給・ボーナスがある

公務員薬剤師は法律や各自治体の給与条例により、毎年昇給があり、年に2回ボーナスもあります。
毎年昇給があるということは、働く期間が長くなるほど給料がアップしていきますよね。

給料アップ

ボーナスは月給を基に計算されるので、月給が増えるとボーナスアップも期待できます。
毎年昇給があり、ボーナスがきちんと支給されるのは、公務員として働く大きなメリットです!

【公務員薬剤師になるメリット】
2.手当や退職金が充実している

公務員として働く薬剤師には、さまざまな手当が支給されます。
以下は、国家公務員薬剤師の手当ての例です。


  • 住居手当:上限27,000円
  • 期末勤勉手当:約4.3月分
  • 通勤手当:上限1ヶ月 55,000円
  • 扶養手当:10,000円(配偶者)/8,000円(子)/9,000円(配偶者および子がない場合には、父母等のうち1人)

(参考:国家公務員の諸手当の概要

また、公務員薬剤師は1年以上勤務すれば、自己都合による退職でも退職金が支払われます。
ちなみに民間企業と比べてみると、東京都の民間企業の60%以上は、勤続年数3年未満の場合には退職金を支給していません。
(参考:退職一時金受給のための最低勤続年数|東京都産業労働局
この点で比較しても、公務員薬剤師の待遇は良いといえます。

【公務員薬剤師になるメリット】
3.休暇を取得しやすい

公務員薬剤師は、基本的に土曜・日曜・祝日がお休みなので、きちんと休日がとれます。
(公立病院は除きます)

また、民間企業の年間の有給休暇取得日数が平均8.8日であるのに対し、国家公務員は13.5日です!
この数値は薬剤師のみを対象としたものではありませんが、公務員が有給を取得しやすいといえるでしょう。
(参考:平成27年 国家公務員の年次休暇の使用実態平成27年 労働者1人平均年次有給休暇の取得状況

バカンス

また、公務員特有の制度として、「両立支援制度」があります。
両立支援制度とは、育児や介護と仕事を両立するために整備されている制度です。
以下のように、休業や勤務時間の調整をすることができます。


●育児関連
  • 子供の看護休暇:子供がケガや病気になったときに、看護するための休暇(年間5日までの特別有給休暇)
  • 育児短時間勤務:育児のための時短勤務(子供が小学校に入学するまで)
  • 育児時間:就業時間の開始と終了時間の調整(子供が小学校に入学するまで、1日につき2時間以内)
●介護関連
  • 短期介護休暇:介護のための休暇(年間5日まで)
  • 介護休暇:介護のための休暇(6ヶ月の間に3回まで、必要な日数分)
  • 介護時間:介護のための勤務時間調整(3年間、1日につき2時間以内)

上記のほか、出社時間を柔軟に調整するフレックスタイム制や、残業時間を制限できる制度も用意されています。

公務員薬剤師は安定した環境で、高い生涯年収が期待できる仕事ということがわかりますよね。
このようにとても魅力的な公務員薬剤師ですが、公務員として働くからこそのデメリットもあります。

公務員薬剤師になるデメリットは、配属が選べず、転勤があること

公務員薬剤師のデメリットは、以下の3つです。


1.配属先を選べないことが多い
国家公務員薬剤師、地方公務員薬剤師のどちらの場合も、配属の希望は出せますが、希望通りに配属されるとは限りません。
(欠員補填など勤務先を指定して募集が行われている場合は、配属先が事前にわかります)
2.国家公務員は全国転勤の可能性がある
公務員として働く場合、転勤は避けて通れません。
なぜなら、法律によって異動・転勤の可能性があると定められているからです。
国家公務員の場合は、全国転勤の可能性がありますし、地方公務員の場合も自治体内での転勤があります。
3.調剤業務ができない可能性が高い
仕事内容で説明した通り、自衛隊の病院や公立病院に勤務する場合を除き、調剤業務に関わることができません。
そのため、公務員から民間企業への転職を考えている人は、調剤業務の経験が積みにくいことを考慮しておいた方がいいでしょう。
(勤務先によっては、調剤経験がないことで転職しにくくなる可能性があります)

いかがでしたか?

公務員薬剤師は、各種手当や待遇が充実していて安定した環境で働くことができます。
公務員試験や年齢制限がありますので、公務員薬剤師に興味がある人はきちんと情報収集してくださいね。

※本コンテンツはフィクションであり、実在の人物・団体との関係はございません。
※本ノベル内で取り上げているノウハウに関しましては、実際のキャリアアドバイザーからのヒアリング及び、様々な文献を参考にして構成させていただいております。


伊集院ナオコのぶっちゃけ話

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でも、その“闇”から抜け出せることができるかどうかは、自分自身。
自分の人生だから、しっかり情報収集して、“何が正しいのか?”を判断しないとね。

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なるほど・・・。

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もしかして、そのアドバイザーの中には、ナオコさんが尊敬するあの人もいるんですよね・・・?

ふふふ、そうよ。
詳しくは、今後話すわね。

薬剤師求人プレミア 伊集院ナオコが語る2つの法則をクリアした求人サイト

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Written by ソノン池田/illustrated by シルクハット上野