薬剤師が一般企業への転職を成功させるには?企業で働く薬剤師の仕事内容と求人まとめ

こんにちは!
元薬剤師のキャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

突然ですが、薬剤師のあなたは「薬局や病院ではなく一般企業で働きたい!」と思ったことはありますか?

もしかすると、「興味はあるけどイメージがわかない」と思う人が多いかもしれませんね。
というのも、企業で働く薬剤師は約15%と少なく、その実態はあまり知られていないからなんです。

実は、薬剤師が一般企業に転職すると以下のようなメリットがあります。


  1. 年収アップが期待できる
  2. 土日祝日が休み

薬剤師が一般企業で働くメリット

年収アップが期待できる理由は、薬剤師の資格を持つ人が少ない一般企業では薬剤師の専門性が評価されやすいからなんです。
また、一般企業のほとんどは土日祝日がお休みなので、ワークライフバランスをとることができます。

このように、薬剤師にとって企業で働くことはメリットが多いです。
しかし、求人数自体が少ないため、転職の競争率は高いんです。

だからこそ、一般企業への転職を検討するときは、きちんと情報収集をしておく必要があります。

転職活動に備える

というわけで、今回は企業で働く薬剤師の仕事内容やメリット、転職に成功するためのポイントを解説します。

それでは、まいります!

薬剤師が一般企業で働くメリットは年収アップとワークライフバランス

先ほどお話ししたとおり、薬剤師が一般企業で働くメリットは以下のふたつです。


  1. 年収アップが期待できる
  2. 土日祝日が休み

それぞれについて、詳しく説明していきましょう。

【薬剤師が一般企業で働くメリット】
1.年収アップが期待できる

薬剤師が多く働いている薬局や病院と違い、一般企業では薬剤師の国家資格をもっていることが大きな強みになります。
薬剤師の国家資格に対して手当が支給されたり、専門的な職務を任せられるチャンスがあったりするので、年収アップにつながるケースが多いんです。

とくに、営業職についた場合は、インセンティブなどにより高年収をねらえる可能性が高いです!

ただ、営業職で注意したいのは、インセンティブが多くて年収が高くなっている場合があること。
つまり、営業成績が悪いと年収がグッと下がる可能性があるので、インセンティブを抜いた給料の金額をきちんと確認しておくようにしましょう。

【薬剤師が一般企業で働くメリット】
2.土日祝日が休み

家族と過ごす休日

薬局や病院で正社員として働く薬剤師は、土日が完全に休みというケースが少ないため、「友人となかなか会えない」「家族と一緒に過ごす時間が少ない」と悩みをもっている人が多いと思います。

しかし、一般企業は基本的に土日祝日がお休みなので、そうした悩みを解決できます。

ただ、注意が必要なのは、企業によっては残業が多かったり、休日出勤が発生したりする可能性があることです。
そのため、転職する際は勤務先の労働状況をきちんと把握しておくようにしましょう。
こうした情報を入手する方法は、この記事の最後で紹介しますね。


薬剤師が企業で働くメリットである、年収アップや土日祝日休みは、魅力的ですよね・・・!

「一般企業で働くのもいいかも!」
そんな風に思った人のために、一般企業の薬剤師の仕事内容について、くわしく説明していきます。

一般企業で働く薬剤師は、おもに医療系企業で活躍している

企業で働く薬剤師は、おもに製薬会社や医療機器メーカーなどの医療系企業で活躍していて、仕事内容も治験関係から営業までと幅広いです。

以下が、企業で働く薬剤師のおもな仕事6つです。


  1. 医薬品メーカーの営業職(MR)
  2. 医療機器や医療用具の営業職
  3. 臨床開発モニター(CRA)
  4. 治験コーディネーター(CRC)
  5. 医薬品卸会社の管理薬剤師
  6. 企業内診療所の薬剤師

企業で働く薬剤師

それぞれの仕事内容について説明していきますね。

【一般企業で働く薬剤師の仕事】
1.医薬品メーカーの営業職(MR)

「MR」とは、 Medical Representative(医薬情報担当者)の略で、製薬会社で働く営業職です。

MRは、病院や薬局で働く医師や薬剤師に対して、医薬品の特徴・有効性、副作用や使用上の注意などの情報提供をします。
また、医療機関から医薬品を使用した症例実績の収集なども担当しています。

MRは常に最新の医療や医薬品の情報を収集する必要があるため、学会に参加したり、最新論文をチェックしたりなどの勉強が欠かせません。

ちなみに、薬剤師でなくてもMRになれますので、文系出身のMRもたくさんいます。
だからこそ、薬剤師は薬の専門知識を活かして営業できることが強みなんです。

気になるMRの年収ですが、薬剤師の平均年収約533万円と比べて高く、年収600万~700万円ほどです。
(参考:医薬情報提供者が明かす仕事の本音

また、担当する病院や薬局に直行直帰するので、自己管理ができる人は残業時間などの調整がしやすいといえます。

【一般企業で働く薬剤師の仕事】
2.医療機器や医療用具の営業職

医療機器や医療用具のメーカーの営業職として働く薬剤師もいます。

医療機器や医療用具のメーカーの営業職として活躍する薬剤師

医療機器や医療用具のメーカーの営業職は、医師や看護師に対して、自社の医療機器や医療用具の営業活動をおこないます。
その際、自社製品をPRすることはもちろん、デモンストレーションや購入後の問い合わせなども担当するケースがあります。

そのため、土日に営業している病院を担当すると、問い合わせが土日に発生した場合、対応する必要があるかもしれません。
そのため、休日の問い合わせの体制や発生頻度について、あらかじめ確認しておくことをオススメします。

【一般企業で働く薬剤師の仕事】
3.臨床開発モニター(CRA)

「臨床開発モニター」とは、CRA(Clinical Research Associateの略)とも呼ばれ、治験に関わる仕事です。

治験は、以下のような流れでおこなわれています。

治験の流れ

臨床開発モニター(CRA)は、上記の「CRO(受託臨床試験実施機関)という治験関連企業で働いているんです。

臨床開発モニター(CRA)は、新薬を開発している製薬会社の依頼により、病院での治験が法律や様々なルールを守って実施されているかをモニタリングします。

具体的には、以下のような仕事を行います。


  • 治験を行う医療機関や治験責任医師を調査・選定
  • 病院で治験を実施するスタッフへの説明会を開催
  • 治験薬を医療機関へ引き渡す
  • 計画書に順じた治験が行われているかをモニタリング
  • 被験者データをまとめた症例報告書をチェック
  • 症例報告書を依頼主である製薬会社にフィードバックする

CRAのイメージ

このように、臨床開発モニター(CRA)は、製薬会社や治験を行う病院の医師とのやりとりがメイン業務です。

ちなみに、臨床開発モニター(CRA)は、臨床を行う全国の病院に行く可能性があるので、泊りがけの出張が多いです。
そのため、フットワークが軽く、さまざまな専門職の人と関わって働くことにやりがいを感じる人に向いている仕事なんです。

臨床開発モニター(CRA)の平均年収は約600万円前後ですが、企業によっては1000万円を超えることもあります。

【一般企業で働く薬剤師の仕事】
4.治験コーディネーター(CRC)

「治験コーディネーター」は、CRC(clinical research coordinatorの略)とも呼ばれ、治験を行う医療機関で、治験の進行を細かくサポートします。

医療機関で治験の進行をサポートする治験コーディネーター

治験コーディネーター(CRC)は、病院から依頼をされる「SMO(治験施設支援機関)という企業に勤めていて、以下のような仕事を行います。
(SMOについては、治験の流れのイラストを参照ください)


●治験準備業務

  • 臨床開発モニター(CRA)から治験実務計画書を聞き、理解する
  • 治験に使用する薬剤などの確認
  • 病院での説明会開催・関係者との役割確認
  • その他必要書類の準備、など

●治験支援業務

  • 被験者への同意説明(インフォームドコンセント)や同意取得の補助
  • 治験実施計画書に合わせたスケジュール管理
  • 検査データの収集や管理
  • 症例報告書の作成支援
  • 治験の実施状況を臨床開発モニターに報告、など

また、治験コーディネーター(CRC)は被験者だけではなく、治験責任医師や他の薬剤師、看護師などの医療スタッフのフォローも行いますし、外部の人とのやり取りも多いです。
治験コーディネーター(CRC)は、医療機関と外部の臨床開発モニターとのかけ橋となる存在なんですね。

治験コーディネーター(CRC)の平均年収は約500万円前後ですが、企業によっては800万円近くになるケースもあります。

【一般企業で働く薬剤師の仕事】
5.医薬品卸会社の管理薬剤師

医薬品卸会社の「管理薬剤師」は、自社で取り扱うさまざまな医薬品の品質管理などを行う仕事です。
ちなみに、管理薬剤師は資格名ではなく役職名です。

医薬品卸会社は、「医薬品医療機器等法」という法律により、各事業所に管理薬剤師を配置する必要があります。

管理薬剤師は、おもに以下の仕事をおこないます。


  • 温度管理などの品質管理
  • 社内外からの医薬品に関する問い合わせ対応
  • 医薬品の有効性・安全性に関する調査
  • ほかの薬剤師や社員などに対する研修や指導、など

医薬品卸会社は扱う医薬品の種類はとても多いため、医薬品に関する知識を学ぶ機会が多いです。
さらに、管理薬剤師は社員教育などの重要な仕事を任されるため、やりがいを感じられる仕事なんです。

ちなみに、管理薬剤師は基本給に加えて、役職手当が支給されることが多いです。

【一般企業で働く薬剤師の仕事】
6.企業内診療所の薬剤師

企業内診療所の薬剤師は、大手企業に設置されている医務室で、調剤や薬剤管理、従業員の健康管理などをおこないます。

企業内の医務室なので、訪ねてくるのは社員だけですし、重病の社員はほとんどいません。

そのため、企業内の薬剤師のおもな仕事は、生活習慣病やインフルエンザなどの予防、海外出張予定のある社員への感染症予防の呼びかけなどです。

また、医務室の営業時間は企業の業務時間と同じなので、勤務時間は定時で終わることが多く、土日祝日もきちんと休めます。
さらに、医務室が設置されている企業は大企業であるため、福利厚生が充実していたり、託児所が設置されていたりするなど、とても働きやすい環境です。

ただ、薬剤師を社内においている企業はかなり数が少ないので、残念ながら求人はほとんどありません。


ここまでお話ししてきたように、薬剤師の企業における活躍の場は幅広く、やりがいが十分にある仕事ばかりです。
しかし、求人数自体が少ないので競争率が非常に高いです・・・!

ちなみに、「薬剤師求人プレミア」で公開されている求人数は、調剤薬局が27,185件に対し、企業は67件しかありません。
(2016年10月現在)

そのため、一般企業の求人を見つけ転職を成功させるためには、紹介会社を利用することをオススメします。

その理由について、説明していきますね。

薬剤師が企業に転職するときに、紹介会社を利用したほうがいい3つの理由

薬剤師が企業への転職を成功させるために、紹介会社を利用するべき理由は、以下の3つです。

【企業への転職に紹介会社の活用をオススメする理由】
1.求人募集をはじめた企業の情報をいち早く知ることができる

先ほどもお伝えしたように、企業で働く薬剤師の求人は本当に数が少ないです。
求人サイトなどで、あなたが住んでいる地域・年収などの条件で絞り込むと、ヒットする求人はほとんどありません。

しかし、紹介会社に登録して希望条件を伝えておけば、あなたの希望に合う求人募集がはじまったときに連絡してもらうことができます。

【企業への転職に紹介会社の活用をオススメする理由】
2.求人サイトではわからないリアルな情報が入手できる

求人サイトには、基本的な給与や休日などの情報が掲載されていますが、その情報だけでは企業の雰囲気や労働環境はなかなかわかりません。
紹介会社を活用すれば、気になる企業のリアルな情報を手軽に集めることができるんです。

【企業への転職に紹介会社の活用をオススメする理由】
3.面接対策ができる

一般企業への転職は面接対策が重要

薬局や病院で働く求人の場合、ライバルは薬剤師に限られますが、一般企業の場合は理系・文系のあらゆる人たちがライバルになるため、競争率が高いです。
紹介会社に登録すると、各企業に合わせた面接対策を受けることができるので安心なんです。


いかがでしたか?

一般企業で働く薬剤師の求人は、数が少ないため狭き門だといえます。
一般企業での転職を検討している方は、ぜひ薬剤師求人プレミアなどの紹介会社を活用してくださいね。

※本コンテンツはフィクションであり、実在の人物・団体との関係はございません。
※本ノベル内で取り上げているノウハウに関しましては、実際のキャリアアドバイザーからのヒアリング及び、様々な文献を参考にして構成させていただいております。


伊集院ナオコのぶっちゃけ話

・・・ところで、ナオコさん。
うちの転職相談所に来る人たちって、みんないろいろな求人サイトに登録しているんですが、結局、ナオコさんがオススメする求人サイトってどこなんですか?

う~ん、そうね・・・。
ぶっちゃけていうと、以下の2つの法則に該当する求人情報サイトかしら。


  1. 求人データベースを豊富にもつ“大手”が運営している
  2. 登録後、機械的に求人情報を提供するのではなく、転職アドバイザーが各自の裁量で、その求職者に合った求人をしっかり調べてくれる

なるほど・・・!

あ、この2つの法則って、ナオコさんが僕に教えてくれた法則ですよね?
今なら、ナオコさんがこの法則を大切にしていた理由がすごく分かります!

ふふふ、ありがとう。

・・・でも、優太も知っている通り、この2つの法則を知らずに、適当に求人サイトを選んでしまっている人はすごく多いの。
たとえば「広告をたくさん見かけるから選んだ」とか「検索順位が高いから選んだ」、とか・・・。

だって・・・、普通はたくさん露出している求人サイトを選びますよ。
さっきの2つの法則が大事だなんてこと、普通の薬剤師さんは気付かないです。

転職活動の期間中は何かと忙しいし・・・。

そうね・・・。
そこが転職業界の“闇”でもあるのよ。

でも、その“闇”から抜け出せることができるかどうかは、自分自身。
自分の人生だから、しっかり情報収集して、“何が正しいのか?”を判断しないとね。

やみくもに求人サイトに登録するのではなく、自分の個人情報を大切にして行動しなくちゃ。

なるほど・・・。

ということを踏まえると、私が言うのもなんだけど、私が今お手伝いしている「薬剤師求人プレミア」というサイトはオススメよ。
上記の2つの法則をクリアしてるから。

リクナビ薬剤師と提携しているだけあって、求人データベースの情報量がすごいですし、サイトには転職体験談もたくさん載っているので、自分と境遇の合った人を見つけやすくて、安心できますね。

そうよ。
そして、極めつけは転職アドバイザーのレベルね。
転職アドバイザーの憧れでもあるリクルートのすご腕のアドバイザーが、時間をかけて転職をサポートしてくれるので、とても安心よ。

もしかして、そのアドバイザーの中には、ナオコさんが尊敬するあの人もいるんですよね・・・?

ふふふ、そうよ。
詳しくは、今後話すわね。

薬剤師求人プレミア 伊集院ナオコが語る2つの法則をクリアした求人サイト

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Written by ソノン池田/illustrated by シルクハット上野