【保存版】薬剤師が教える!風邪を治すなら知っておきたい風邪薬、3つの真実!

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薬が余った・・・じゃとッ?・・!?

今年の冬はとても寒いですね!
12月に入ってから、真冬のような寒さに突入していますが、皆さん、風邪はひかれていませんか?

年末にかけてお仕事や忘年会で忙しくなるこの時期、生活リズムも崩れやすいと思います。

今回は、私マキが、風邪を治すなら絶対に知っておきたい、風邪薬の3つの豆知識をご紹介します!

是非メモしておいてください!
風邪の治し方や風邪薬の正しい飲み方

薬剤師・薬学生のためのポータルサイト「薬剤師ネット」をご存じですか?
このサイトには、日々、現役で活躍されている薬剤師さんや、一般の方からの投稿が集まる「薬剤師BBS」というコーナーがあるのですが、そこには、すでに700件近い健康ノウハウが集まっています。

そこで投稿されたノウハウの中には「風邪の治し方」や「風邪薬の飲み方」に関する投稿も多く、その中から、是非これは皆さんにも知っていただきたいと思った投稿を集めてみました!

是非、お友達にも教えてあげてくださいね!

1、途中で飲むのを止めたらダメ!抗生物質が処方されたら要注意!

処方された薬を途中でやめると危険という情報を雑誌(テレビ雑誌)で見ましたが・・・?(By しおえりさん)

皆さん、処方されたお薬を「もう飲まなくていいや」と思って、途中で飲むのを止めていませんか?
実は、それ、良くないことなんです。

薬剤師BBSに集まった、現役の薬剤師の方々の回答をお読みください。

お薬によっては勝手に止めてはいけないお薬があります。
止めるときは徐々に減らしていかなきゃいけない・・・というお薬です。
急に止めた場合、治まっていた症状が急に悪化する・・・といったリバウンドが起こる可能性があります。

処方薬は基本的には日数通りに飲みきると言うものです。
お薬にも期限がありますので。

(By 莉懍さん 薬剤師歴3年~10年)
「薬剤師BBS」の該当スレッドより

風邪薬と一緒に抗生物質や抗菌剤が処方されていた時は、キッチリ飲みきってください。
中途半端に服用を中止するのは、耐性菌(薬が効かない菌)を作る原因となります。

こうして出来た耐性菌は、本人だけにとどまらず、ご家族やご家族の周囲の方にも感染します。
万が一、感染力・病原性が高い菌が耐性を獲得したら、手の施しようがなくなります。

そうそうこの万が一が起きることはありませんが、周囲の方々を守るためにも抗生剤・抗菌剤は、キッチリ服用していただきますようお願いします。

(By 敬太さん 薬剤師歴20年以上)
「薬剤師BBS」の該当スレッドより

そういえば、最近、TV番組でも、処方されたお薬の服用を勝手に止めたことで、恐ろしい病が起きたという特集が組まれていました。

全国約1万人を対象にした薬の飲み方に関する実態調査の中で興味深いのは、6割以上が処方薬を自分の判断で中断した事があると答えていたこと。
症状がよくなったから薬は飲まなくても大丈夫と薬を溜め込んでいると、恐ろしい病を引き起こすきっかけになることもあるのです。

絶対にやってはいけない!間違った薬の使い方スペシャル(みんなの家庭の医学 コミコミクリニック)より

恐ろしい病の詳細は上記URLをクリックしていただき、その目で確認してください。そのページでは処方された「抗生物質」を自分の判断で勝手なペースで飲んでしまったために、結果的に恐ろしいことが起きたと書かれています。

抗生物質は、ひどい風邪の時に処方されることがありますが、効き目が強い分、服用にも注意が必要です。

医師や薬剤師の指示に従わず、症状が出る時にだけ飲んでいると、「薬剤耐性菌」という細菌が発生し、かえって、他の病気を引き起こす結果になることがあります。
(※上記のテレビ番組では、自分の判断でお薬を服用していた患者さんが急性腎盂腎炎を引き起こしてしまいました・・・)

お薬を服用していただく際は、くれぐれも医師や薬剤師の指示に従ってくださいね。

2、誰が言い始めたの!?「ビタミンCが風邪に効く」
摂りすぎると大変なことになるかも・・・

「風邪にはビタミンCが効く!?」

誰が言い出したかは分かりませんが、実はこれ、いまだに賛否両論ある意見で、医学的にはしっかり証明されていないんです。

確かに、ビタミンCを適度に摂るのは良いのですが、それが「風邪に効く!」とは言い切れないのです。

では、なぜ?「ビタミンCが風邪に効く!」ということになったのでしょうか?
それには「プラセボ効果」が関係していると言われています。

●プラセボ効果って何?

例えば、ある患者さんに「この薬を飲めば、風邪は簡単に治るらしいよ」と言って、ただのシロップを飲んでもらうとします。
すると、患者さんによっては、その言葉を信じ、本当は効果が無いただのシロップなのに、身体が「効果がある!」と感じ、結果的に体調が好転する現象を指します!

じゃあ、そのまま「ビタミンCが風邪に効果がある」ってことにしておいたら良いじゃない!って怒られそうですが、実はそうはいかないんです。

何しろ、ビタミンCを毎日摂りすぎていると、ビタミンCの代謝物であるシュウ酸が腎結石を作ったり、結石が過ぎて腎臓の機能が低下して、透析まで進むこともあるからです。

下記は薬剤師BBSに投稿されたスレッドです。

レモンのビタミンCを取り過ぎると健康に悪いのでしょうか? よくレモン100個分や1000個分の・・・(By レモンさん)

レモンさんの投稿によると、「よくレモン100個分や、1000個分のビタミンCが入っているなどの宣伝をCMなどで聞きますが、それって風邪に効くんでしょうか?」というものでしたが、その質問に対して、現役の薬剤師さんが以下のようにお答えして下さっています。

時折摂る分には問題ないです。
ただし、過ぎたるは及ばざるがごとしで、毎日摂取していると、ビタミンCの代謝物であるシュウ酸が腎結石を作ったり、結石が過ぎて腎臓の機能が低下して、透析まで進むこともあります。

(By 敬太さん 薬剤師歴20年以上)
「薬剤師BBS」の該当スレッドより

腎結石を作ってしまうって、怖いですね・・・。何事も摂りすぎにはご用心。

ちなみに、健康・医療に関する記事が多い、All Aboutさんでも下記のような記事が投稿されていました。こちらでは単品のビタミン剤を摂ることに関して警鐘を鳴らしておられます。

ビタミンは本来、食事から摂るべきものです。
ビタミンの過剰摂取の背景には、食事に手間と暇をかける事ができない状況なのに、健康指向を目指す現代人の健康不安があります。
食生活を改善したいが、時間が足りないので、いわゆるサプリメントに頼ります。特定のビタミンを過剰に摂ると過剰症が起きます。もし、ビタミンを摂るならば単品のビタミン剤は避けて複合型のビタミン剤を摂るようにしましょう。

ビタミンの過剰摂取、取りすぎに注意(All About 健康・医療)

3、耳から聞こえる音が変になった!
それは、風邪薬の「副作用」が原因かもしれません!

今年、Twitterであるつぶやきが増えました。
それは、お医者さんで処方されたお薬を飲んだら「耳から聞こえる音程がおかしくなり、音感が変になった」というものです。

実はこれ、風邪で処方されることのある「フラベリック錠」というお薬が原因かもしれないということです。

このお薬に関する質問が薬剤師BBSにも投稿されていました。

Twitterで何人かが「病院でもらった風邪薬を飲んだら声が変になった」とつぶやいていたのですが、そんなことってありますか?(By shuさん)

このスレッドで、薬学生さんが、あるまとめを紹介してくださっています。

音感が狂う風邪薬「フラベリック錠」服用した人たちのツイート集

フラベリック錠は、咳中枢や肺、気管支などに作用し、咳を抑えるお薬です。
通常、かぜ、気管支炎などにともなう咳症状の改善に用いられます。ただ、幾つか副作用があり、中には倦怠感を感じたり、聴覚異常(音感変化)を引き起こすこともあるようです。数日で治るそうですが、もし気になったり、長引く際は、必ず、医師や薬剤師に相談してください。

下記の2つのブログでもその症状について記載されています。
このお薬が処方された際には、一度、医師に相談してみてください。

フラベリックで音感が狂う? | くすりの勉強 -薬剤師のブログ-

フラベリック聴覚異常: 薬剤師岡チンのこだわり

※但し、薬剤師BBSに投稿された薬剤師さんからの意見には、「咽頭蓋」が炎症を起こしているケースもあるとのことです。

咽頭蓋・・・声が出てくる膜のことです・・・ここが炎症を起こしていると 声がかすれます。
風邪の場合は 薬でかすれるというより そっちの可能性が大きいです。

(By 薬害支援者さん 薬剤師歴20年以上)
「薬剤師BBS」の該当スレッドより

こういうケースもありますので、もし異常を感じたとしても、それがフラベリック錠のせいかどうかは決めつけないようにしてくださいね。

どんなお薬にも副作用はあります。
ですので、ご自身に合ってないな、と感じられた時は、お近くの医師や薬剤師に相談するようにしていただければと思います。

風邪は「うがい」で予防するのが一番!

風邪の治療に関する豆知識を3つお伝えしましたが、やっぱり、一番大切なのは、風邪をひかないことです。

そのためには「うがい」による予防がとても効果的です。

これまで「うがいは風邪の予防に効果が無いのでは?」という意見もありましたが、ある企業の実験で、うがいが風邪予防に効果的であるという結果が出ました。

2002~2003年の冬場に、全国で18~65歳の合計約380名のボランティアを、「水でうがい」、「ヨウ素系うがい薬でうがい」、「何もしない」の3群に分けた2カ月間の追跡調査が行われました。
うがいは15秒を2度行い、1日3回以上実施されました。
その結果、「水うがい群」は対照の「何もしない群」に比べてかぜの発症が40%減り、うがいのかぜ予防効果が実証されました。

うがい|インフルエンザ|感染と予防Web|サラヤ株式会社 企業法人向け

家に帰ったら、まずは「手洗い」「うがい」は欠かさないようにしてくださいね。
一番手軽にできて、ものすごく効果の高い風邪予防法です!

それでは寒い冬も元気に乗り越えましょう~!

ポーカン、ポーカン!


※このコラムは薬剤師マキが日々学んだ健康ノウハウなどをご紹介していくコーナーです。


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