期待される薬剤師の在宅介護現場への参入とその役割

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こんにちは!薬剤師ネットのジョンです!

突然ですが、みなさんは、昨年度の日本の高齢化率をご存知でしょうか?
高齢化率とは、総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合のことです。

内閣府から発表されているレポートによると、平成26年度は25.1%と過去最高になったそうで、今後も高齢化率の増加が続くと見込まれています。
高齢化率の増加に伴い、介護が必要な高齢者も年々増加していくことが予想されます。

そんな中、薬剤師の職域拡大の一環として、在宅介護・在宅療養の現場への参入が期待されていることをご存知でしょうか?

在宅療養支援

そこで、今回は、薬のプロとして薬剤師が把握しておくべき在宅介護の事項についてご紹介しマス!

在宅介護を始めるまでの手順

薬剤師の在宅介護や在宅医療は、「訪問薬剤管理指導(居宅療養管理指導)」と呼ばれますが、この記事では「在宅介護」として紹介します。

在宅介護は、あらかじめ保険薬局から「訪問薬剤管理指導(居宅療養管理指導)」を行う旨を、地方厚生局に届け出る必要があり、どのように介護が始まるかに関しては、以下の5つのケースに分けることができます。

  1. 医師からの指示型
  2. 患者からの依頼型
  3. 薬局からの提案型
  4. 介護支援専門員(ケアマネージャー)からの提案型
  5. 多職種による提案型
1.の場合
薬剤師訪問の前にあらかじめ医師の指示が出ている
2.~5.の場合
薬剤師訪問後に医師からの指示が必要

1の場合は、薬剤師がまず患者宅へ訪問し、状況を把握します。
あらかじめ医師からの指示がでているので、訪問後に医師に情報提供をする必要はなく、患者さんの同意を得れば在宅介護開始となります。

2〜5の場合は、患者宅へ訪問して状況を把握するまでは1と同じですが、「その患者さんの治療に参加する必要がある」と判断した場合、医師に対して、訪問する意義や目的を具体的に説明して、「訪問指示」を出してもらう必要があります。
その後、患者さんの同意を得れば、在宅介護を始めることができます。

その他に、患者さんが「要介護・要介護認定者の場合」には、介護保険制度が適用となりますので、事前に介護保険の被保険者番号を確認しておくことも大切です。

「服薬支援」に重要なのは、患者さんの身体状況の把握

在宅介護・療養で薬剤師の主な仕事となるのは、「服薬支援」です。

服薬支援

服薬支援には、患者さんの身体状況が大きく関わってきますので、服薬コンプライアンス向上のためにも、患者さんの状況をしっかり把握しておきたいですネ!

筋力や運動能力低下している場合

患者さんの筋力や運動能力が低下している場合、

  • 薬をシートから出せない
  • 坐剤挿入ができない
  • 軟膏をうまく取り出せない

などといった状況が考えられます。

その際は、「錠剤やカプセルなどを1回分ずつのパックにする一包化」「調剤方法の工夫」「自助具の活用」などの対処法が考えられます。

寝たきりで残薬がたくさん出てしまっていたり、飲み間違いが著しい場合

寝たきりで残薬がたくさん出てしまっていたり、飲み間違いが著しい場合は、「服薬カレンダーを利用し、かつ、介護者や看護者へもきちんと服薬指導する」ことが重要です。

ちなみに、これらの方法は、認知症などの患者さんの場合にも応用できます。
飲み込み障害(嚥下障害)の場合には、「小さいサイズの錠剤や散剤に変更したり、薬自体にゼリーなどでとろみをつけたり、ひどい時にはチューブでの薬の投与(経管投薬)を行う」ことが対策となります。

視覚・聴覚障害の場合

視覚障害の患者さんの場合には、「見やすい字で書いたり、点字・知覚シールを用いる」
聴覚障害の患者さんの時には、「詳細な説明が書いてある書面や手話で説明する」という方法がいいかも知れませんネ!
これらの方法は、失語症の患者さんにも応用できますね。


いかがでしたか?

対処法としては、どれも当たり前のことかもしれませんが、同じ症状であっても、患者さんによって個人差があるため、その時々で柔軟性が求められます。
どんな状況であっても一番大切なのは、「薬剤師自身が一人一人の患者さんときちんと向き合うという姿勢」ですネ!

今後は、調剤室にこもるだけではなく、薬剤師も積極的に患者さんと接する時代になっていくかと思います。
「患者さんと積極的に向き合う薬剤師」を、ぜひ目指してくださいネ!


※今回の記事は、下記の著者のメルマガ記事と下記WEBサイトを元に編集したものです。


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