熱中症対策には“牛乳”が効果的!?熱中症の原因・症状や正しい熱中症対策まとめ

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こんにちは!
薬剤師ネット公式ナビゲーターのナナです♪

熱中症になっている男性

7月も後半にさしかかり、暑さが厳しくなってきましたよね・・・。

日本の夏はとても暑く、たとえば2015年の東京では35℃を超える猛暑日が15日、30℃を超える真夏日が53日もあったそうです。
とくにオフィス街の場合だと、直射日光に加えてアスファルトの照り返しがあるので、気温以上に暑く感じてしまいますよね。

このように暑さが厳しい季節になると、注意しなければいけないのが「熱中症」です。
総務省の調査によると、2015年には全国で約55,000人もの人が熱中症で病院に搬送されたそうです。

しかも、10代や20代の若い人でも多く搬送されており、時には亡くなってしまうことも・・・。

そんな、“時には命に関わる危険性”のある熱中症ですが、その対策としては「水分補給」「涼しいところで身体を冷やす」といった方法が思い浮かぶと思います。
でも、実はそれよりも効果的な、普段からできる熱中症対策があるんです。

それは、“牛乳を飲む”という方法です!
とくに、水分が不足して熱中症になりやすい運動後に飲むと効果的なんですよ。
(その理由は後ほど説明いたしますね)

熱中症対策まとめ

というわけで今回は、熱中症の原因・症状についてと「5つの熱中症対策」を紹介します。

気象庁によると、2016年の夏も平年以上に暑くなると予想されています。
この夏を元気に乗り切るためにも、“熱中症の正しい対策法”を覚えておきましょう!

それではまいりますっ!

熱中症に関する基礎知識

まずは熱中症について理解していただくために、熱中症の原因と主な症状について解説していきます。

熱中症は体温の調整が上手くできないことで起こる

体温計

熱中症は、体温の調節が上手くできないことが原因で起こります。

あなたの体温は普段は36℃前後くらいだと思います。
この「36℃前後」は、身体の免疫機能がよく働き、細胞が活発に活動するのにベストな温度なんです。
そして、人の身体は36℃というベストな体温を維持するために、身体が冷たくなりすぎると熱を生み出すように「産熱」し、逆に身体が熱くなりすぎると「放熱」するように脳が命令を出しているんです。
このふたつの身体の機能をカンタンに解説すると、以下のようになります。


1.産熱
熱を作り出す働きのこと。
身体を動かしたり食事をしたりすることで、体温を上げます。
2.放熱
熱を発散する働きのこと。
汗や血液の流れによって熱を体外へと逃し、体温を下げます。

このふたつの機能があるおかげで、私たちの身体は灼熱の真夏や氷点下の真冬でも、体温が大きく変化することがないんですね。

そして「熱中症」とは、この産熱と放熱のバランスが崩れて体温が上がりすぎてしまった状態のことなんです!

熱中症になると発生する4つの症状

実は、「熱中症」と一口にいっても、その症状は以下の4種類に分かれています。


  1. 熱失神(ねつしっしん)
  2. 熱けいれん
  3. 熱疲労(ねつひろう)
  4. 熱射病(ねっしゃびょう)

それぞれの症状について、カンタンに解説していきますね。

下に行くほど、危険度が高い症状なので気を付けてください!
(※熱中症の危険度は、大阪労働局の調査を参考にさせていただきました)

【熱中症の症状】
1.熱失神(危険度:★☆☆)

熱失神とは、身体が酸欠状態になり、めまいや立ちくらみなど一時的に意識を失う症状が現れることです。

熱失神になっている女性

熱失神が起こる理由は、先ほどお話しした「放熱」という働きが関係しています。

私たちは、身体を動かしていると、体内でどんどんと熱が作られます。
すると脳は、皮膚のすぐ下を通る血管を広げ、血液が多く流れるように身体をコントロールしようとします。
そうやって、血液の流れを利用して放熱し、体温を下げようとしているんですね。

しかし、この働きで血液の多くが全身に行き渡ってしまうことで、脳に流れる血液が少なくなり、脳のコントロールが正常に働かなくなります。
その結果、「熱失神」が起こり、めまいや立ちくらみなどの症状が現れてしまうんです・・・!

【熱中症の症状】
2.熱けいれん(危険度:★☆☆)

「熱けいれん」とは、体内の塩分が失われることで、こむら返りや筋肉のけいれんが起こる症状のことです。

熱けいれんが起きている

普通に生活をしているだけでは、体内の塩分が失われることはほとんどありません。
ですが、夏場だったり激しい運動をしたりしていると、汗を大量にかくため、身体の塩分が急激に失われやすくなります。

塩分には筋肉の収縮を調整する働きがあるので、体内の塩分が少なくなると「熱けいれん」の症状が出てしまうんですね。

【熱中症の症状】
3.熱疲労(危険度:★★☆)

「熱疲労」は、全身のだるさや吐き気、頭痛、呼吸が浅くなるといった症状が起きることを指します。

熱疲労になっている女性

これらの症状は、汗をかくなど、身体の水分が少なくなったことが原因で起こります。
本来、汗をかくのは「放熱」の作用のひとつなので、体温を下げるために必要なことです。

しかし、汗をかくということは、それだけ身体の水分が減るということ。

水分は、身体の隅々まで酸素や栄養を運んだり、不要な物質を排出したりと、身体にとって大切な役割を担っています。
なので、身体から水分が減ってしまうと、身体機能が正常に働かなくなり、上記にあげたような“全身がだるい”、“吐き気”、“頭痛”といった「熱疲労」の症状が出てしまうんです。

【熱中症の症状】
4.熱射病(危険度:★★★)

「熱射病」とは、突然倒れたり、呼びかけにも応じなかったりという意識障害が起こる症状のことです。
熱射病は、ここまで紹介した熱中症の中でも最も症状が重く、命に関わることもあるので注意が必要です。

熱射病になっている人

熱射病は、「放熱」の機能によって体温を下げようとしていても下げることが出来ず、高熱によって脳がダメージを受けてしまうことで起こります。
その結果、突然倒れるなどの意識障害が起こるので、一刻も早く処置しないと死に至る危険もある症状なんです・・・!


ここまで、熱中症の4つの症状を紹介しました。

では、これら熱中症になりやすいのはどのような人で、どのような状況なのでしょうか?
それらを知って頂いたのちに、熱中症の対処法についても説明したいと思いますので、早速見ていきましょう!

熱中症は赤ちゃんや高齢者がなりやすい!

熱中症になりやすいのは、ズバリ、生まれたばかりの赤ちゃんや高齢者です。

まず、赤ちゃんが熱中症になりやすい理由を説明しますね。

赤ちゃんは熱中症になりやすい

赤ちゃんは汗を出す「汗腺」が発達していません。
汗腺は、完全に発達するまでに生後2~3年かかるため、汗腺が少ない間は体温調節が上手くできないんですね。

しかも、赤ちゃんがベビーカーに乗っているときは地面に近い位置にいるので、直射日光に加えて地面の照り返しを強く受け、体温が上がりやすくなってしまうんです!

そのため、赤ちゃんは他の人よりも熱中症になりやすいといえます。

次に、高齢者が熱中症になりやすい理由について説明します。

高齢者の人は、身体機能が低下しているため、若い人よりものどの渇きを感じにくく、水分補給を忘れがちになります。
そのため、水分が必要な状態でも水分補給ができずに、熱中症になってしまう方が多いんですね。

高齢者は熱中症になりやすい

では、赤ちゃんと高齢者だけが熱中症に気をつけていればいいのかというと、そんなことはありません!
20代や30代の若い人でも、たとえば以下に当てはまる場合は熱中症になるリスクが高いといわれています。

  • 肥満気味の人
  • 運動をしている人
  • 体調不良の人

順番にみていきましょう。

肥満気味の人

肥満気味の人は、身体に多くの脂肪がついている状態なので、“毛布で身体をくるんでいる”ような状態です。

食欲が止まらない

このような状態では「放熱」で身体の熱を逃がしにくいため、体温が上がりやすく、熱中症になる危険が高いんですね。

運動をしている人

実は、東京消防庁によると、熱中症で病院に運ばれた人のうち、41%の人は運動中でした。

日ごろから運動をしている人は、運動をしていない人に比べて体温が上がりやすく汗もかきやすいといえます。
後ほど説明する熱中症対策をしっかりとってくださいね。

体調不良の人

  • 仕事で疲れている・・・
  • 微熱があって風邪気味・・・
  • 昨日飲み過ぎて気分が悪い・・・

体調が悪い女性

・・・と、上記のように体調が悪いと感じている人は注意が必要です。
体調が悪いということは、“普段通りの調子が出ない”ということなので、体温を調整する機能も低下しています。

なので、いつもと同じ気温や活動量でも熱中症になる危険性が高くなるので注意してください。


ここまで熱中症の4つの症状と、熱中症になりやすい人について紹介しました。

熱中症は時には命に関わる恐れがありますし、私たちもいつ熱中症になってもおかしくないので、とても怖いですよね・・・。

ということで最後に、そんな熱中症を予防するための方法と、万が一あなたの周りの人が熱中症になってしまった時のための対処法をお伝えします!

熱中症対策として取り入れたい5つの方法

熱中症は、上がりすぎた体温を調節する身体の機能である「産熱」「放熱」が上手く働かないことが原因で起こると説明しました。

つまり、産熱と放熱をより上手く働かせられるようにしておれば、熱中症の対策になるということです。
その方法が、以下の5つになります!


  1. 正しく水分を補給する
  2. 室内でも身体を冷やす
  3. 熱中症に強い身体を作る
  4. 食事で栄養補給する
  5. 熱中症対策アイテムを活用する

ひとつずつ紹介していきますね!

【熱中症対策その1】
正しく水分を補給しよう

当たり前のようですが、熱中症対策の基本は水分補給です。
水分補給は、体温を下げるためにかかせません。

水分補給をする女性

身体の熱を逃がす「放熱」は、「汗をかく」「体内の血液を循環させる(流す)」というふたつの方法によって行われ、これらに共通しているのは“水分”なんです。
汗も血液も水分から出来ていますので、十分に水分補給し、身体の熱を逃がすのに必要な汗と血液を作り出すことが重要なんです。

とはいえ、どれくらいの分量を、どのような頻度で飲むのが正しい水分補給なのでしょうか?

水分補給の重要なポイントは、以下の4つです。


  1. 1日に1.2リットルの水分補給をする
  2. 一度にコップ1杯の水分をこまめに取る
  3. 日常生活は水、運動時はスポーツドリンクと飲み分ける
  4. 一気飲みすると逆に脱水症状を起こす場合があるので、こまめに水分補給する

ひとつずつ説明していきまますね。

1.1日に1.2リットルの水分補給をする

厚生労働省は、基本的には“1日1.2リットルの水分補給”を推奨しています。
とはいえ、あなたは「自分が1.2リットルの水分を毎日飲んでいるかどうか」ピンと来ませんよね。

実は、多くの人は以下のように、平均コップ2杯分(約400ml)の水分不足だといわれているんです。

水分の摂取量は多くの方では不足気味であり、平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、一日に必要な水の量を概ね確保できます。

出典:「健康のため水を飲もう」推進運動│厚生労働省

ですので、日ごろから、少し多めの水分補給を心がけるとよいでしょう。

ちなみに、運動をした場合は、“1日1.2リットルの水分補給”では水分量が足りません。
運動時は、以下のように、1.2リットルの水分補給方法に加え、運動前~運動後にかけてこまめに水分補給をしましょう。

  • 運動前:30分前から、コップ3杯程度の水を何回かに分けて飲む
  • 運動中:のどが渇く前に10ml~200mlの水をこまめに飲む
  • 運動後:汗で失った分を補うように、水を何回かに分けて飲む

2.一度にコップ1杯の水分をこまめに取る

水分補給で水を飲む時は、一度にたくさん飲まずにコップ1杯を目安にしましょう。

コップ一杯の水

なぜなら、一度に大量の水を飲むと胃液が薄まってしまい、食欲低下や消化不良といった胃の不調を引き起こす恐れがあるからです。

また、水を飲むタイミングは、以下のタイミングを目安にコップ1杯の水を飲むようにしましょう。


  • 寝起き
  • 朝昼晩の食事のとき(計3回)
  • 入浴前
  • 入浴後
  • 就寝前

これらのタイミングで一度にコップ1杯の水を飲むと、おおよそ1.4リットルの水分を補給でき、先ほどの厚生労働省が推奨している“一日1.2リットルの水分補給”をクリアすることができます。

3.日常生活は水、運動時はスポーツドリンクと飲み分ける

「水分補給」と一口にいっても、種類は水・スポーツドリンク以外にもさまざまな飲み物がありますよね。
そんな水分補給に適している飲み物は、以下の表のように、日常生活では「水」、運動時は「スポーツドリンク」です。

飲み物 日常生活 運動時
スポーツドリンク
アルコール飲料 × ×
コーヒー・お茶 ×

日常生活では、糖分やカロリーを取り過ぎないように、なるべく水を飲むことが望ましいです。
運動時は、汗で失われる塩分を補給する必要があるため、なるべく塩分を含んでいるスポーツドリンクの方が適しています。

一方で、アルコール飲料、コーヒーやお茶は、水分補給のために飲むには適していません。

コーヒーは水分補給には適していない

というのも、アルコール飲料には強い利尿作用があり、たとえばビールを飲んだ場合だ、10杯飲むと11杯分の尿が出てしまいます。
これでは、いくら大量に飲んだとしても、全く水分補給できませんよね・・・。

また、コーヒーやお茶にも、利尿作用のある「カフェイン」という成分が含まれているため、せっかく飲んでも尿として排出されやすくなります。

以上のことから、水分補給の際は、なるべく水かスポーツドリンクを飲むようにしましょう。

4.一気飲みすると逆に脱水症状を起こす場合があるので、こまめに水分補給する

汗をたっぷりかいたときはそれだけ水分補給が必要ですが、実は、一度に水を一気飲みすると、かえって脱水状態になることがあるので注意してください!

なぜなら、水を一気飲みすると、身体が体内の塩分濃度を一定に保とうとして、水分を過剰に排出してしまうからなんです。

身体が排出していきます塩分量を保つ

汗をかくと、水だけではなく塩分(ナトリウム)が排出されます。
その状態で大量の水を一気に飲むと、さらに身体の塩分濃度が薄くなります。

すると脳は、身体の塩分濃度をこれ以上薄くしないため、「水分を増やしたくない」という気持ちに切り替わり、体内の水分を尿としてどんどんと排出していきます。

その結果、水を飲む以上に水分が排出されてしまうので、脱水状態になってしまうんですね・・・!

これは、「自発的脱水」と呼ばれる症状で、汗をかいたときに水を一気飲みしているとなりやすい症状なので注意してくださいね。


ここまで、熱中症対策の基本である「水分補給」についてご紹介しました。
つづいて、意外と知られていないその他の熱中症対策についてお伝えしていきます!

【熱中症対策 その2】
室内でも身体を冷やす

実は、熱中症は室内でも起こりやすいので、気を付けなければいけません。

国立環境研究所の研究によると、65歳以上で病院に運ばれる熱中症患者の約47%は自宅で倒れていることが判明しています。

暑さを感じにくい高齢者

とくに高齢者は、身体機能の衰えているため、若いときよりも暑さを感じにくくなっています。
そのため、室内で過ごしている場合でも、エアコンをかけて身体を冷やしましょう。

しかし、身体を冷やしすぎても逆効果になることがあるため注意が必要です!
その点について、以下に詳しく説明していきますね。

室温を下げすぎると逆効果!?熱中症になりやすい身体になってしまう

実は、熱中症予防のために身体を冷やしすぎていると、それが原因で熱中症にかかりやすい身体になってしまう恐れがあります。

これは「冷房病」と呼ばれており、頭痛、肩こり、倦怠感などの症状が現れることもあります。
この症状は、エアコンで部屋を冷やしすぎることで室内と室外の温度差が大きくなり、「自律神経」という身体の神経が乱れた場合に起こりやすいんです。

冷房で身体が冷えすぎる冷房病

冷房病になると、身体の冷えが強くなり、体温調節が上手くできなくなります。

すると、例えば屋外に出て体温が上がっても汗が出にくくて放熱ができなくなったり、汗が大量に出てしまって水分や塩分が多量に失われたりする事態が起こります。

ですので、エアコンを使用する際は、設定温度を28℃より低くせず、身体を冷やしすぎないように気を付けましょう。

また、エアコンの温度設定が28℃以上では、「暑い」と感じる人もいるかもしれません。
そんなときには、扇風機を併用すると、冷えた空気を身体の周辺に送ることができ、体感温度が下がって効率よく身体を冷やすことができます!

扇風機で効率的に身体を冷やす

ちなみに、東京電力の調査によると、26℃~28℃に設定したエアコンと扇風機を併用する場合と、26℃に設定したエアコンのみを使用した場合の消費電力を比較すると、約9%の省エネ効果があることが分かっています。(省エネ効果の割合は気温により異なります)

電気代の節約にもなるので、エアコンと扇風機の併用をオススメします。

【熱中症対策 その3】
普段運動している人は、少しキツい運動をして血液量を増やす

これは、普段から運動している人のための熱中症対策になりますが、息が上がる程度の少しキツい運動をすることで、熱中症に強い身体をつくることができます。

というのも、少しキツイ運動をすることで汗の原料である体内の「血液」の量が増えます。
血液量が増えれば、それだけ汗をたくさんかけることになるので、放熱しやすい身体になるんですね。

運動すると血液量が増える理由

血液量を増やすには運動をする

運動すると血液量が増える理由は、肝臓で「アルブミン」というタンパク質が合成され、血液中で増えるためです。

アルブミンは、アミノ酸からできたタンパク質のことで、血液中に含まれるタンパク質の約60%を占めています。
このアルブミンには、血液中の水分を保つ働きがあるので、アルブミンの量を増やすことで、結果的に血液量が増えることになるんですね。

アルブミンを効率的に増やすためには、少しキツいくらいの運動が適しているといわれています。
「少しキツめの運動」とは、人によって異なるかもしれませんが、“息が上がるくらいの運動”をイメージしていただくとよい思います。

そして実は、そんな「アルブミン」を増やすために効果的な方法があるんです!

運動後にコップ1杯の牛乳を飲むと、さらに血液量が増える

「アルブミン」を増やすために効果的な方法とは、それは運動後に牛乳を飲むことです!

牛乳にはアルブミンの原料である「乳タンパク質」が多く含まれているため、運動後に飲むことで、より効率的にアルブミンの量を増やせるんですね。

熱中症対策には運動後の牛乳が効果的

それを証明するかのように、運動後に牛乳を飲むことに関して、次のような研究が行われました。

同じ量の運動をした人たちを、牛乳と同じ成分のゼリーを与えたグループと、牛乳の成分が含まれていないゼリーを与えたグループに分けて研究を行いました。
その結果、牛乳と同じ成分のゼリーを与えたグループは、もう一方のグループに比べてアルブミン量が9.6%多く、血液も7.6%多くなっていたんです。

運動直後の牛乳で暑さに強くなる | 能勢博 | 毎日新聞「医療プレミア」

つまり、運動後に牛乳を飲むことは、熱中症に強い身体をつくるといえます。
運動後はコップ1杯の牛乳を飲む習慣をつけておくとバッチリですね!

【熱中症対策 その4】
熱中症危険度お知らせアプリなどの“熱中症対策アイテム”を活用

熱中症になるリスクは、熱中症対策アイテムを活用すれば、さらに減らす事が出来ます!

1.熱中症のなりやすさがわかる!危険度お知らせアプリ

「今日は熱中症の危険度がどれくらいあるんだろう・・・」
もし、出かける前にわかれば熱中症の対策も立てやすいですよね。

実はそんな、熱中症を予測してくれるアプリがあるんです。
その名も、「熱中症アラート」

熱中症アラート

「熱中症アラート」は、熱中症のなりやすさを「ほぼ安全」「注意」「警戒」「危険」「かなり危険」という5段階で知らせてくれる無料アプリです。
このアプリを使えば、自分の体感だけではわかりにくい熱中症危険度を客観的に知ることができるので、ぜひ活用してみてください。

日本気象株式会社:熱中症アラート (iOS版/Android版)

また、アプリのほかに、以下のアイテムも使って熱中症対策を行うと効果的です。


1.冷却スプレー(シャツやタオルかけるタイプ)
冷却スプレーには、肌に直接かけるもの以外に、シャツやタオルにかけるタイプのものがあります。
買い物に出かけるときや運動前などにスプレーしておけば、1時間程冷たさが持続するので、熱中症対策にオススメのアイテムです。
2.帽子や日傘で直射日光を避ける
直射日光に長時間当たることは熱中症になりやすいので、帽子や日傘を活用しましょう。
とくに、屋外で過ごしたり、運動したりする場合は帽子は必須ですよ!

【熱中症対策 その5】
食事で栄養補給する

熱中症対策には、食事で栄養補給をすることも重要です。
熱中症になってしまわないためにも、普段から以下の食べ物を積極的に摂るようにしましょう。

熱中症に効果的な食べ物


1.豚肉

豚肉は、疲労回復効果を期待できる栄養素であるビタミンB1を豊富に含んでいます。
疲れがたまるとそれだけ熱中症になるリスクが高くなるので、積極的に取りましょう。

2.ネバネバ野菜(オクラ・ヤマイモ・納豆)

オクラやヤマイモ、納豆などには、「ムチン」という胃の粘膜を保護して胃腸を守ってくれる成分が含まれています。
夏バテなどで食欲がない時は、胃の消化機能が低下しているので、ネバネバ食材を積極的に取り、胃を守ってあげましょう。

3.夏野菜(トマト・きゅうり・ナス)

トマトやきゅうりなどの夏野菜には、「筋肉の働きを助ける」「余分なナトリウム(塩分)の排出をうながす」といった、熱中症に効果的な働きがある「カリウム」が豊富に含まれています。
カリウムは汗や尿によって排出されやすい成分なので、日ごろから意識的に夏野菜を食べて補給するとよいでしょう。

4. クエン酸を含む食材(梅干し・レモン・いちご)

人間の体内にあるクエン酸は、疲労の原因となる乳酸の発生を抑える効果を期待できる成分です。
夏は汗をかきやすく、クエン酸は汗とともに失われる成分なので、梅干し・レモン・いちごなどで積極的に摂りましょう。


ここまで、5つの熱中症対策を取り上げてきました。
最後に、あなたの周りの人が熱中症になったときの“応急処置の方法”をお教えします。

熱中症は、時には生命の危機になる恐れがあります。
もしもの時のため、あなたの大切な人を守るためにもこの機会に正しい対処法を覚えておきましょう。

いざというときに覚えておきたい!応急処置の方法

炎天下の中、誰かが突然倒れたり、ふらついたりした場合、それは熱中症である可能性があります。
「熱中症かな・・・?」と感じたら、以下の4つの応急処置を行いましょう。

熱中症の応急処置


1.涼しいところに移動させる
屋外であれば、木陰や風通しのよい場所に移動させましょう。
屋内なら、エアコンの効いた涼しい部屋に移動します。
2.衣服をゆるめる
熱中症になると、呼吸が浅くなっている可能性があります。
これは「熱疲労」の症状なので、できるだけ呼吸がしやすいように、ベルトやネクタイをゆるめたり、からだを締め付けている部分のボタンをはずしたりしてください。
3.身体を冷やす
保冷剤をタオルでくるんで身体を冷やしましょう。
保冷剤がなければ、自販機で買った冷たいペットボトルにタオルを巻いて代用します。
冷やすポイントは、首の前部分や脇の下、足の付根部分。
これらの部分には、太い静脈血管が通っており、ゆっくりと体内に血液が流れているので、身体の中から徐々に冷やすことができます。
4.冷たい水を飲ませる
身体を冷やすために、冷たい水を飲ませましょう。
このとき、自分で水を飲んでもらうようにすると、熱中症のレベルを知ることができます。
水をこぼすことなく自分で飲める場合は軽症ですが、水をこぼしてしまう場合は意識障害の可能性があるので、一刻もはやく医療機関での治療が必要になります。

上記の応急処置を施しているときに、少しでも意識が朦朧(もうろう)としていることがわかった場合は、症状が重い可能性がありますので、すぐに救急車を呼びましょう。
(素人判断で“救急車を呼ばない”というのも危ないので、症状が軽い場合でも、なるべく医療機関を受診するよう促しましょう)

救急車

また、熱中症の疑いがある人を一人で放置しておくと危険なので、救急車が来るまで決して一人にしないようにしてください。

下記の環境省のサイトに、誰かが熱中症になったときの対処法が詳しく記載されていますのでチェックしてみてくださいね。


いかがでしたか?

今回は、熱中症について、その対策と応急処置の方法をまとめました。

熱中症対策まとめ

熱中症は、時に命に関わる症状です。

あなたやあなたの大切な人を守るためにも、この記事でお伝えしたことをぜひ覚えておいていただき、今年の夏も安全に乗り切ってくださいね。


※今回の記事を書くにあたり、下記のWebページと書籍を参考にさせていただきました。


本サイトの情報は、医療機関や厚生労働省など、可能な限り信頼できる情報を根拠にして調査・掲載しております。
ただし、効果にはどうしても個人差がありますので、皆様の判断と責任のもとで参考にしていただければ幸いです。
もし、体調が悪いときや身体に異変を感じている時には、当サイトの情報だけで自己判断せず、必ず医療機関を受診するようにしてください。

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